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【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』17
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
Part1数値化の基礎 04資本コスト 現在価値を計算する
Q4の答え
資本コストを考えない投資の効果:2億×7年間=14億
→そこから買収額の10億を差し引くと4億
→ただし、資本コストがかかる(6%)7年間の利益の合計は11.1648億円(計算式はp.95)
キャッシュフロー
最初の10億の投資で大きくマイナス
毎年2億のキャッシュフローが得られる
→ただし、この2億は、現在価値に換算すると金額は減る
NPVとIRR
正味現在価値(NPV=ネットプレゼントバリュー)※計算式はp.98
将来得られるキャッシュフローの現在価値の合計額+投資額(キャッシュフローはマイナス)
NPVがプラスならば、資本コストを考慮した収支は黒字になることを意味する
IRR(=インターナルレート・オブ・リターン)
NPV=0になる分岐点
NPV:資本コストを決めて計算して出す
IRR:NPVがセルになるような資本コストのこと
NPVやIRRは、前提を変えながら、いろいろなパターンを試してみる
→意思決定の議論がしやすくなる
感想
キャッシュフローの見方の参考になりました。財務諸表は少しわかるのですが、数字の背景にあるものがさらに理解できそうです。
以前、貸借対照表とキャッシュフロー計算書で、その会社がどんな戦略をとっているのかがわかると聞いたことがあります。つまり、投資のキャッシュフローがマイナスで、貸借対照表の固定資産が増えている状態では、例えば、飲食店の場合、駅前などの利便性の高い土地や建物を買い、利益をあげようとしているのではないか、という推測ができるということでした。
もちろん、数字なので、解釈は何通りもあります。そのあたりは、日経テレコンなどで、企業の情報やニュースを細かくとっていくとよいのではないかと思います。
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