【読書メモ】丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』24
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読書メモ
第4章 ヴェブレン先生、毎日疲れるのも資本主義のせいですか? ― 心編
人も企業も、"経済合理性"ではなく、他者のまなざし、他者の価値観が交錯する中で、妄想の領域に入っていくもの(ヴェブレン)
市場とは何か?(ハイエク)
→メタレベルで社会のあり方をコントロールできるとする"設計主義"、"集産主義"を批判
→自由のために、中心にある権力による計画が独り歩きするような傲慢さは排除しなければならない心の秩序は、何らかの意図で生まれるようなものではなく、経験の積み重ね
→心とは"修正されていく地図"(生物の個体によって異なる主観的なもの)
→人間は、個々の主観性による認識の限界を持つ独裁者や国家が、客観的な正しさを謳って計画のもとに秩序を生もうとしても、間違った結果しか生まれない
→自生的秩序を生むための場として、市場という場に賭けるしかない「国家を常にこの世の地獄としてきたのは、それを天国にしようとする人間の努力にほかならない」(フリードリヒ・ヘルダーリン)
→『隷属への道』の第2章の全文にも引用されている
→二項対立を作り上げているのは、自分自身の心ではないか?
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