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【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』54

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シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』目次マインドマップ

読書メモ

第7章 ステップ5 選択マップ

  • 創造性の王、アンリ・ポアンカレ

    • 「選ばれた組み合わせのうちの最も実り多いものは、いくつかのかけ離れた分野から得た要素の組み合わせであることが多い。と言っても、できる限りかけ離れたものを組み合わせさえすれば、発明になるということではない。そのようにしてつくられた組み合わせの大多数はまったく無益だろう。だがその中には、ごくまれにだが、最も実り多いものがたしかに存在するのである」 ポアンカレ(1913)『科学と方法』

  • ポアンカレに影響を受けたアインシュタイン

    • ポアンカレは、アインシュタインをノーベル賞に導いた

    • アインシュタインはポアンカレから、関心分野にとらわれずに探索し見知らぬ世界に触れることのすばらしさを学んだ

    • アインシュタインは技術官として特許出願を審査し、自分自身も50以上の特許を申請した

    • 多くの発明を行い、多くの発明に触れたことが、特殊相対性理論の呼び水となった

感想

ポアンカレについてコトバンクで調べると、数学、天文学、物理学が専門のようです。ポアンカレ自身が、専門領域を横断して研究ができるひとだったのですね。

ポアンカレの言葉によれば、イノベーションは、離れた領域の戦術を集める物量作戦の面もあると思います。筋のいい組み合わせと筋の悪い組み合わせが予めわかるといいのですが、それは、経験なりセンスなりがないといけないのでしょうか。

専門領域だと、自分の分野を深化させることばかりを考えてしまいますが、まったく別の分野の要素を組み合わせることで、新しいものができそうです。

そう考えると、何かに特化するのは、アイデアを生み出すという観点からはよくないことだと思います。「◯◯に専念せよ」という言葉をよく聞きますし、職人のようにこの道一筋という生き方が好まれることもありますが、いろいろ寄り道をして多くの要素を自分に蓄えておいたほうが、アイデアというものは出やすいのかもしれません。

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