【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』24
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Part2不確実性のマネジメント 07シナリオプランニング 不確実性を折り込む
不確実性のマネジメント
だいたい見通せるものもあるし、全く見通しが立たないものもある
シナリオプランニング:不確実性をマネジメントする方法の一つ
「未来予測は外れる」という前提で未来に対処する方法
→「こういう可能性がある」と覚悟しておくことに意味がある「どうなるか」ではなく「何が起こりうるのか」を知ること
意識していない敵の出現を考えてみる
シナリオプランニングの進め方
課題を設定(中長期的スパン)
課題について、自社の事業や自社の経営に影響を与えそうな要因を洗い出す(「要因」を「ドライバー」をいう)
ドライバーのなかで、不確実性が高くて、かつ、実際に起こったらインパクトの大きいものを(2つ)選び、シナリオを考える
不確実性の低い要因は、シナリオプランニングでは扱わない
→事前に準備すればいいから
感想
第二次世界大戦時の日本がシナリオプランニングを知っていたら、あれほど酷い負け方はしなかったのに、と思ってしまうのは、一種の奢りでしょうか。
百年戦争時にフランスが勝てたのも、ジャンヌ・ダルクが想定外の攻め方をしたからだ、という説も聞いたことがあります。
ともあれ、想定外のことを考えるのは、殊の外難しいと思います。「考えても無駄」と「そんな恐ろしいことは考えたくない」という2つの理由があると思います。
何事も想定内のなかに収まっていてほしいという無意識の考えが、シナリオプランニングを妨げていると思います。
このシナリオプランニングだけで考えていると、ほんとうに、ビジネスと外交(戦争を含む)は、似ていると思います。
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