【読書メモ】丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』15
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
第3章 ケインズ先生、データ、AIは光ですか? ― デジタルと仕事編
ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』で取り上げた"美人投票"の話
→デジタル資本主義の時代にもますます説得力をもつ
→"誰が美人か?"ではなく"誰が美人と多くの人に思われそうか?"が争点となるデジタル資本主義のベースにあるのは、票を集め"そう"な人を予測して、勝ち馬に乗ろうとする心理
デジタル資本主義ににおいては、自分の個人情報が盗まれるだけではなく、一つの消費行動がデータとなってデジタル資本主義を強化することにもつながっているという不快感を生じさせる
現代のデジタル技術は、社会の格差・分断を生じさせるだけなのではないか?
→その原因の一つに考えられるのが"グローバリズム"(世界が市場でつながったこと)新しい技術が生まれている割には、経済成長を実現している国はあまり見当たらない
→現代の資本主義は"ドミノゲーム"
→それゆえ、好ましくない横並びの波及効果を招き、"成長"という数字には現れにくい可能性がある
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。