【読書メモ】小曽川真貴『調べ物に役立つ 図書館のデータベース』26
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
3. 雑誌
Web OYA-bunko
大宅壮一文庫の雑誌記事索引検索データベース
大宅壮一:ジャーナリスト
大宅壮一文庫:マスコミ関係、芸能関係に強い
掲載画像の詳細検索で選択できる記事種類にあるもの
インタビュー
座談
グラビア
複数のキーワードを設定したとき、OR検索になる
掲載誌の情報はわかるが、記事自体は閲覧できない
検索結果の「備考」
→検索キーワードが書かれている
→自分が求めるものに近い記事を選び、そのキーワードで再検索できる大宅壮一文庫は明治以降の雑誌を所蔵
Web OYA-bunkoは2つのデータベースを収録
大宅壮一文庫の1988年以降の雑誌記事索引
文庫に収録された雑誌に件名や分類を付与したもの
1987年以前の索引目録(目論検索)
冊子体の『大佐聡一文庫雑誌記事索引総目録』の索引をデータ化したものから検索できる
雑誌の所蔵を検索する場合は、無料で検索できる
dlib(ディープ・ライブラリープロジェクト)で、他の専門図書館と一緒に横断検索できる
感想
Web OYA-bunkoは、週刊誌など大衆一般に読まれる雑誌記事を探すのにとても便利です。大宅壮一氏が大衆向けの雑誌を集めて保存してくれていたため、いまでも、過去の雑誌の閲覧や雑誌記事索引の検索が可能です。
大宅壮一氏が、大衆向けの雑誌に注目したのは慧眼だと思います。庶民の文化は、その当時の人にとって価値がないと思われてしまうために残りづらい面があります。人が記録を残すのは、記録を残す価値があると感じるからであり、当時の人がつまらないもの・くだらないもの・ありふれたものと考える情報は残らないからです。
そのような情報を集め、後世の人間が使えるように残しておいてくれるのは、大変ありがたいことです。文庫の維持は大変だと思います。応援したいです。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。