【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』13
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読書メモ
第2章 創造的な脳
チンパンジーにも「ひらめき」がある
チンパンジーを檻の中に入れ、檻の外のちょっと離れた地面に、熟したバナナを置く
檻の中には短い棒、檻の外のバナナよりも近いところに長い丈の竿を置く
短い棒や檻の金網の緩んだ部分から取った針金を使っても、バナナに届かなかった
→檻の外を見回し、竹竿が目に入ったどのチンパンジーも、実験の途中で、必ず手をしばらく止めて、辺り一面をじっくり観察
→ひらめきが訪れるゲシュタルト心理学:人間の精神活動は、ここの要素の集まりとしてではなく、全体のまとまりとして研究して始めて理解できる
Think Biggerも、複数の視点から全体を捉える(全体⇔部分)
パズルのピースを入れなければ、ひらめきの瞬間は来ない
感想
俯瞰することは、ものごとを理解するのに大切なことだとしみじみ思います。読んでいる本や聴いている話が理解できないとき、我慢して続けていると、情報の断片と断片が組み合わさり、きれいな体系を伴った像を結ぶことを経験したことがあります。私は、この経験を、悟りの一種のように考えていましたが、ひらめきにも近いのかもしれません。
チンパンジーの実験でも、手を止めて、辺りを見渡す瞬間があります。物事を理解できていないときは、必ずといっていいほど、その情報しか見ていません。そのようなときには、いったん思考をリセットをすることが大切だと思います。いったん手放すことで、新しい情報を受け入れる余地が生じ、全体が見えてきます。
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