【読書メモ】齋藤孝『頭の良い人がやっている「調べ方」究極のコツ』44
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
第7章 達人たちの「調べる」エピソード
大橋鎭子(『暮らしの手帖』創刊者)
公平かつ丁寧に調査することの重要性を再認識させてくれる(思い込みや結論ありきではない)
『暮らしの手帖』:1948年に『美しい暮らしの手帖』として創刊した生活総合誌
『暮しの手帖』のなかに、「商品テスト(日用品のテスト報告)」がある
→調査をするときに、複数のものを比較するというのは有効な視点
→それぞれの強みと弱みが明確になる思い込みや先入観を排除して実験することが重要
→権威ある人や組織のことばでも、実験して判断することが重要
感想
調査をするとき複数のものを比較するのは大切なことですが、比較するときに重要なのは、比較の対象となるもの以外の条件を揃えるということです。それができないと、うまく比較することができません。
思い込みや先入観を排除することは、「批判的に見る」(「批判的」とは、Critical thinking における「批判」に当たるもの)ことにつながります。より真実に近づくのに必要な態度だと思います。
実験も、ただ実験をするだけでなく、試行の回数を重ねることが大切です。そうすることで、偶然そのことが起こったという蓋然性を低くすることができるからです。
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。