【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』21
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読書メモ
第3章 ステップ1 課題を選ぶ
あなたは「知っているつもり」になっている
議題定義のプロセスで意見の食い違いが生じがちな原因の一つ
→知識の錯覚効果(実際以上に知識があると思い込んでしまう)Think Biggerでは「意味あるほどには大きいが、解決できるほどには小さい問題」を特定する
この課題は、関わる全員が理解し、解決したいと思うものでなくてはならない
このステップはとても重要
課題を「HOW?」で言い換える
課題を一つ選んで「HOW(どうするか?)」の問いの形に書き換える
例:本年度中に事業を10%成長させること
→事業を成長させるには?柔軟で「開いた」言葉遣いにする
→いろいろな答えを許容する言葉遣いにする
(閉じた問いだと、「正しい」答えがあると仮定して、創造性を阻害していまう)「HOW」の開いた問いを決めたら、広すぎないか、狭すぎないかをテストする(階層分析)
階層を上げる→解決したときのインパクトは大きくなるが、その分解決は難しい
階層を下げる→解決したときのインパクトは小さくなるが、より解決しやすい
階層をUP/DOWNして、モチベーションが最大になるレベルを探す(スイートスポット)
感想
「知っているつもり」はどこにでも生じていて、親子や兄弟や夫婦
の間でも、相手の考えていることをわかっていなかったということはよく聞きます。まして、他人であるなら、互いを理解していない前提で話をしたほうが、よほど相手を理解できるのかもしれません。
この本を買ったとき、どうしてThink "Bigger"なのかがとても気になっていました。Think Muchでもなく、Think Deeperでもなく、Think Biggerであり、しかも、タイトルをあえて日本語に訳していないのは、どういうことなのかをずっと考えていました。
biggerというのは、「よりスケールの大きい」ということを意味しているのでしょうか?階層分析とスイートスポット探しを読んでみて、そんな感想を抱きました。