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【読書メモ】齋藤孝『頭の良い人がやっている「調べ方」究極のコツ』11
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
第2章 「データ」を読みこなせる人になろう!
TIP 18 SNSでの個人情報の取り扱いには要注意
アンケート調査等をするときには、ルールに基づいて個人情報を扱うことが鉄則
個人レベルでの個人情報の扱いにも、気を使う必要がある
→集合写真などでは、本人の許可を取る必要がある発信者の気づかないところで、個人情報が特定されるリスクがある
→女性や子どもに関する情報は、過剰に保護するくらいの意識を持つことが必要
「データ」の読み方② 所得格差の実像
→「中央値」と「平均値」の違いを意識してデータを見る中央値:数値を大きさの順で並べたとき、ちょうど中央にくる数値
平均値:平均して得られる値
所得金額階級別世帯数の相対度数分布(p.63)では、中央値と平均値に差がある
大切なのは、感覚だけで話すのではなく、統計データをもとに事実と照合してみること
→偏見やズレのない思考ができるようになる
感想
個人情報をどこまで公開するかは、悩ましいところです。講師業等では、講師の写真や個人情報をある程度公開しないと信用されないため、そもそも集客ができません。これも、発信する個人情報のレベルと目的の兼ね合いをみて、自分で適切な公開度合いを決めるしかありません。
データの読み方では、「平均値」「中央値」が採り上げられていますが、「所得金額階級別世帯数の相対度数分布」(p.63)を見ると、もう一つの代表値である「最頻値」も採り上げるとよいと思いました。
平均値は、外れ値の影響を受けやすい代表値です。平均値を示すときには、グラフもあわせて見せると親切です。グラフを見れば、データの散らばり具合も同時に確認することができます。個々の値が平均値あたりに集中しているのか、幅広い値に分布しており、裾野が広がった形をしているのかで、データの解釈が変わってきます。
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