【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』19
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
第4章 何を観るか ― 絵画を観るように世界を観る方法
クロサワの圧倒的な「視覚的ストック」
黒澤のことば
ゼロからイチを生み出すことは不可能
スタート地点には必ず何らかの知覚がある
黒澤の作品のなかには、世界の名画から学び取ったアートコンセプトが含まれる
アートコンセプト:アート作品を構成する様々な要素(色、ライン、など)
フレミングも、絵を観ることに馴染んでいた
ときどき風景画も描いていた
黒澤とフレミングの共通点
→絵画を観るように世界を見ている美術鑑賞のの見方ではない
作品を調査する美術史学研究科の見方に似ている
ポイントは「アート鑑賞」ではなく、アートの視覚的エビデンスを探る「観察」
作品の全体にとらえたうえで、細部にも眼を向けたりしながら、すべての視覚情報を受け止めようとする
感想
「見る」と「観る」が使い分けられているのが気になります。「見る」は「感覚を受容する」、「観る」は「観察する(=アートの視覚的エビデンスを探る)」ということなのだと思います。「見る」よりも「観る」のほうが、意識的に注意を向けるニュアンスが強いのでしょうか。
「見る」と「観る」の違いは、これから先にも出てくると思うので、じっくり読みたいと思います。
「鑑賞」と「観察」の違いも知りたいところです。
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。