【読書メモ】齋藤孝『頭の良い人がやっている「調べ方」究極のコツ』03
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第1章 「調べる力」があれば仕事も人生もうまくいく!
TIPS 03 正しい情報を調べられる人は信用できる人
発信するときに、裏付けとなる情報を調べて提示できるの人は、信頼できる人といえる
思い込みから発する意見は間違っている可能性がある
→説得力に欠ける人間の記憶に基づく発言はあやふやである
著者自身の体験
取材を受け、文章にまとめられたものをみると、話した内容とまったく違う趣旨になることが結構な頻度で起こる
大学の講義でも、学生に聞いた内容を書かせると、かなり違う内容になるパターンが多い
人間の要約再生能力はまったく当てにならない
能力の限界だけでなく、自分に都合よく情報を捻じ曲げてしまう
自分で調べた上で正しい情報を発言する習慣を身につける
→信用が積み重なる
TIP 04 調べないとリスクを抱えることになる
SNSの発信のように、情報を目にする人が多くなるほど、調べずに発信することはリスクになる
→曖昧な根拠で発信した人も、よく調べずに鵜呑みにして拡散して人も責任が問われる著者の事例
テレビでコメントするときは、「数百万人の人が聞いている」という前提で話す
情報が及ぼす影響を考慮することは必須
無防備な発信は批判にさらされやすい
感想
人間の記憶が曖昧だということは、執筆者自身が感じていることです。その経験からも、調べられる限り、事前に調べておくことが必要であると感じます。それは、読み手・聞き手を惑わさないためでもあり、自分が信用を失わないためでもあります。
根拠や裏付けの提示がすべてではありませんが、医学や司法など、事実が重要なファクターである場合には、根拠や裏付けの提示が有効であると感じます。提示されているデータが確かなものか、結論を導き出すロジックがしっかりしたものであるかどうかを、きちんと確認する必要があります。
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