なぜ人を殺してはいけないのか?
こんにちは、国武凜(くにたけりん)と申します! 「LUXER MOON(ルクサームーン)」というピアスブランドのオーナーをしたり、大阪ミナミのホストクラブ「ATOM ROYAL」でホストをしています!
個人的No.1な本
ホストを始める前は必ず毎日本を読んでいた僕はこれまで200冊以上の本(主にビジネス書)を読んできました。
そんな中でもダントツおすすめな本に、
・具体⇔抽象トレーニング
・行動経済学に関する本
・西野亮廣さんの本
などがありますが、その中でも養老孟司先の「死の壁」は大変考えさせられる本でめちゃくちゃオススメです。
最初に読んだのは2〜3年前。
それから月日がたった今、電子verも買いKindleでも読んでいる最中です。
この本の最初の方に
「なぜ人を殺してはいけないのか?」
という哲学的な問いがでてきます。
なんとなくいけないの思ってる「人を殺す」というトピックですが、たしかになぜ殺してはいけないのでしょうか?
皆様もぜひ考えながらこの記事を読み進めて見てください。
なぜ人を殺してはいけないのか
ダントツオススメな本の中に「お金2.0」という本もあります。
物々交換から始まり金や銀が勝ちの担保となっていた兌換紙幣から不換紙幣に変わり、電子マネーや仮想通貨の誕生。
様々な貨幣が世界を変える未来に我々はどう立ち向かうか、という本です。
この本で特に印象的なのが、経済上で上手く成り立つ仕組みや組織や技術はどれも自然的であるという点。
例えば社会主義と資本主義で大きく違うのが生産手段をどこが保有するかという点です。
我々が生きる資本主義は基本的に個人や法人が所有します。
一方で社会主義は国家が所有し、計画経済を行う仕組みです。
これを「中央集権型」と「自立分散型」に当てはめると、資本主義は自立分散型的仕組みで、社会主義は中央集権型的仕組みとなります。
ではどちらの方が自然的か?答えは紛れもなく、中央が存在せず有機的に働く自立分散型的仕組みである資本主義です。
このような形で、上手く回るお金の仕組みや経済の仕組み、組織のあり方は大なり小なり自然的になっていくということが書かれてあり、とても面白かったです。
ではなぜ自然的になっていくのか?ここからは僕の仮説ですが、人間もまた自然の一部だからだと思います。
科学が台頭し西洋社会から「人間中心主義」を輸入して以来、我々は人間社会と自然を分けて考えるようになりました。自然を科学の対象である客体と化したわけです。
客体とは意識の対象であり、意識とは
「ああすれば、こうなる」
です。
自然は元来「ああすれば、こうなる」ものではありません。虫や天災を完璧に予測しコントロールすることは不可能です。なので意識が形となって現れた都市には自然がありません。オフィスには虫もいなければ、雨も入ってきません。天災はなるべく怒らないように遠ざけます。
自然とは、これだけ科学が発展した今でも人類がコントロールすることができない代物なのです。
なので、人を殺してはいけないのです。
人という自然を破壊した時、完璧に作り直すことができないから、人を殺してはいけない。
これが「死の壁」で語られる「人を殺してはいけない理由」です。
これだけ複雑なものを壊すのは簡単ですが、作るのは不可能。人を殺すとは、人間ができないことから目をそらすことなのです。
僕はAIの台頭により、データという非自然的なものを扱う仕事が減り、自然的でコントロールが完全にはできないものにこれからどんどん価値が生まれていくと思います。
そのひとつが「コミュニケーション」です。
相手の気持ちを完全に理解することはできないし、意図した通りに言葉が通じるとも限らない。同じ会話の内容でも誰といつどこで話すかで内容はガラリと変わる。
そんな自然的なものに強くなるべく、ホストとしてこれからも頑張っていきます。
ひとまずは2025年10月28日(火)の自身のバースデーイベントに向けて、気合い入れて頑張ります。
顧客作るぞ🔥
現場からは以上です。