なぜ僕たちは勉強するのか
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こんにちは、くにたけりんと申します。
まずは、この記事を読もうと思ってくれて本当にありがとうございます。
今回は「なぜ僕たちは勉強するのか」というテーマでサクッとお話していきたいなと思います。昨日の記事とかぶるところがあるかもしれませんがご了承ください！
↓昨日の記事「子供の学力を上げる方法」
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では本題です。
『なぜ僕たちは勉強するのか』
これを経済的な観点からお話していきます。
高卒と大卒の生涯年収
記憶が曖昧なので間違ってたらすいません、ただざっくり高校卒業後すぐに働き始める人の生涯年収はざっと「2.5億円」らしいです。それに対して大学卒業後働き始める人の生涯年収は「3.5億円」。
いくら生涯で稼げるかは置いといて、本質は「ただ大学を卒業しただけで１億円もプラスに稼げる」という点です。
１億円と言われても貧乏な僕にはピンときませんので、その額のすごさをぼんやりと感じれるお話を一つ。
宝くじジャンボで１億円が当たる確率は「１０００万分の１」と言われています。車の事故で無くなる確率が「１万分の１」で、飛行機の交通事故にあう確率は「２０万分の１」。この比較からして、宝くじで１億円を当てるのはまず不可能でしょう。
そんな額のお金が、大学を卒業するだけで得られるわけです。少しは１億円の凄さが僕でもわかった気がします。
教育の収益率
では、大学に入るだけでなぜこんなにも生涯年収に乖離が生まれるのか。
大学に入るためには基本的に試験を受けなければなりません。つまり、それまでの「教育」が重要なのですが、ここからは教育の収益率についてお話していきます。
教育の収益率に関して具体的な数字はよくわかりませんが、教育によって得られえる社会の収益率はおよそ７〜１０％ほどらしいです。つまり、教育を施すことで７〜１０％ぐらい犯罪等が減るということですね。なので、教育の収益率も大体これぐらいか、これよりも高いことがわかります。
さらに、「学力の経済学」では教育の収益率はかぶや債権よりも高いらしいです。株や債権の収益率が平均５％だった気がするので、教育の収益率が「７〜１０％」と言われても納得はできます。
そしてこの教育の収益率は、就学前が一番高くて、そのあとは低下の一途を辿っていきます。つまり、「今から勉強した方がいい」ということです。
今からさっさと勉強したほうがいいのですが、なぜ勉強するだけで将来教育費やしたお金の７〜１０％が帰ってくるのでしょうか？
勉強することでなんの能力が上がっているのか。目に見えてわかるのは「テストの点数」とか「IQ」とか「成績」、ここら辺ですね。でも、これらって勉強せずに放置していたら自然と結果は悪くなっていきます。こういった目に見えて数値化しやすい能力を「認知能力」と言いますが、ここからどうやら将来に大きな貢献をもたらしているのは認知能力ではないとわかります。もしそうだとしても、認知能力の将来にもたらす貢献度はかなり低そう。
では、勉強によって他に何が育まれているのか。それが「非認知能力」です。
非認知能力とは、「自制心」とか「GRIT(やり切る力)」とか「意欲」とか「計画性」とか。数値化しにくい、しかし人生を生きる上で学力よりも重要なものを指します。
学ぶことで非認知能力が育まれ、その結果として将来に大きな貢献をもたらしてくれる、そしてそれが生涯年収にも影響を与えている、というフローはここで成り立ちます。もっとざっくりいうと
「教育」⇨「非認知能力」⇨「生涯年収」
みたいな感じでしょうか。
まとめ
僕は塾講師をしているのですが、与えられた宿題をしっかりやってこない、中だるみしてそうな子に対しては、いったん授業の内容を教えることをストップしてでも、この話をします（ちょうど昨日しました）。
今回は教育や勉強を、経済と絡めてお話しましたが、なぜ僕らが勉強するのかの答えはこの話を聞いた生徒さん自身で導き出してもらっています。なぜなら、答えは人それぞれだからです。「お金を稼いで周りの人に貢献したい」とか「非認知能力を育て人生にハリや活力を生み出したい」とか、理由はさまざまです。ただただこの話をするだけでも、なかなか勉強しない子や教育を過小評価している親御さんの姿勢を変えることができるかなと、経験的に思いました。
みなさんはなぜ勉強する必要があると思われますか、ぜひご意見お聞かせください！
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