SDGs -ホントにそれってgoodACTION?-
SDGsの各目標の背景には複雑な要因があり、お互いに影響しあっています。また、様々な問題を同時に解決することを目指しており、ある目標を達成するために別の目標の達成を犠牲にすることはできません。
たとえば、発展途上国で飢餓をゼロにするという目標に対して「農地を増やす」という解決策を実現させたとします。すると、良い影響を及ぼしてくれると思うこの行動は、実は同時に悪い影響も及ぼしてしまっています。まず、「8.働きがいも経済成長も」という目標に対する良い影響です。農地を増やすことによって、今まで働く場が無かった人も職を手に入れ、経済も循環させることができるからです。しかし、時には悪い方向へ向かってしまうこともあります。農地が増え、仕事がある状態になると、貧しい世帯の子供たちが働きに行かされることがあります。これは、「4.質の高い教育をみんなに」という目標に反してしまう事です。これは、良い事をしたからといって、必ずしも良い影響だけが及ぼさせるという訳ではないことを物語っています。
このような、「一見良い事をしているように見えても、実は悪い影響も及ぼしてしまっている」事が他にも多くあると思います。私たちが、地球や環境のためだと思ってしている活動は本当に良いアクションなのか、今一度考える必要があるということです。
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