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思い出し笑い要員

オードリーのオールナイトニッポンを聴いてると若林さんが校長先生の朝礼を話をしていた。若林さんは「何一つ覚えていない」と言っていた。自分の胸に聞いてみると、一つ鮮明に思い出した。
小学校の校長先生は白髪のおじさんで、もちろん朝礼の話もご多分に漏れず、そんなに面白くはなかった。ボーッと聞いていて、僕は法則があることに気づいた。校長先生は一節話し終えると「えー」だの「あー」だの、時には「おー」だの言うのだが、それが直前に話し終えた語尾の母音を伸ばしていることに気づいたのだ。つまり
「〇〇が…あー」
「〇〇の…おー」
「〇〇で…えー」
という具合だ。「まっさん!」朝礼で前に並んでいるまっさんに僕は大発見の法則を打ち明けた。まっさんは訝しがりながらも「ほんまか。聞くわ」と言ってくれ、2人で集中して聞き入ることとした。その瞬間はしばらくして来た。
「…という問題があるわけですが…おー
2人で盛大にズッコケた。

別の話だが、30年くらい前は好きなアーティストについての情報は雑誌くらいにしか載っておらず、特にロックバンドの人達が頻繁にテレビに出るわけでもなく(僕が好んで聴いてた布袋さんやBUCK-TICKは特に。よくよく考えるとROLLYさんはよく観た気がする)、それだけに雑誌で布袋さんやBUCK-TICKが掲載されてるとテンションが上がったものだった。インタビューでの写真は自然な表情が多く、読み終わったらスクラップにして下敷きに挟んだりしてたように思う。大きめの写真であれば壁やクローゼットの扉にポスター代わりに貼っていた。
一枚、姉貴が「布袋好きやろ」と切り抜きをくれた。その写真の布袋さんはguitarhythmアクティブくらいなのか、合わせ鏡の中で手を下向きに広げて目線は上で周りは布袋モデルのギターに囲まれていた。合わせ鏡なので布袋さんとギターが何十と写っている。「暇なとき布袋何人おるか数えときー」と姉貴は言っていた。その時はさほどだったが、「布袋数えときー」という言葉が年々面白くなってきた思い出だ。
最近、この2つをよく思い出してヘラヘラしてしまうので、記録することにした。

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