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【感動介護】複雑系にあるKaigo〜ら旋階段をのぼるように

【感動介護】複雑系にあるKaigo

11月秋が深まり、冷たい風が吹く、深まるとともに気圧の変化があり、川沿いの風の通り道を歩きながら感じるものが多いものです。

そんな変化を楽しみつつ、今回のテーマである「複雑系にあるKaigo」」についてお話ししたいと思います。

介護を考えるとき、複雑なシステムや多岐にわたる要素が関わっていることに気づかされます。
最近、私も介護に関する相談を受ける機会が増えてきました。
例えば、介護が必要な高齢者を抱える家族の相談だけではなく、不動産関係者が高齢期の住み替えや売却に関わる際の支援も含まれます。
家や土地の変化に伴い、住み替えや介護環境の調整が求められる場合、
さまざまな分野が一体となって動いているのです。

このように介護は個別の専門性を超えてつながり、連携しているため、複雑化が進んでいると言えるでしょう。

介護技術や制度は長い年月をかけて進化を遂げ、今では多くの人々が連携する多職種の協力が求められる状況です。
私たちが持つ「複雑系」という言葉は、単なる困難を表すものではなく、
専門性を深めつつ他分野と協力する新しい道を示すものとも言えます。

さらに、人間は本来、複雑な存在です。身体的なケアと心理的なケアは、表裏一体である必要があります。
現代の介護において、身体的なケアだけに目を向けるのではなく、心のケアも含めて「感動」を感じる瞬間を大切にしたいと考えています。
この感動の中には、自己受容や他者との関わりを通じて深まる人間関係も含まれています。

私たちは、エイジングと介護のプラットフォーム「ウエル・エイジング・アカデミー」を通じて、こうした「感動介護」の実践や理念を多くの方々と共有していきたいと考えています。

複雑な介護の世界を単純化し、わかりやすく伝えることが大切であり、介護の枠を超えた社会的な支援の一環として、共に歩んでいくことを目指しています。

介護は単なるケアではありません。
それは人生そのものであり、多様な専門家や支援者たちがつながりながら、一人ひとりの生活や心に向き合うことが重要です。

これから、ここから
私たちが日々の暮らしの中で積み重ねていく「感動」が、やがて一歩ずつ人々を支える力となっていく。
そのためには、共に情報を共有し、繰り返し同じテーマに取り組むことが欠かせません。

複雑系にある介護を見つめ、共により良い未来を目指していきます。

今日も最後までお付き合いをいただきありがとうございました。
良い一日をお過ごしください。

(引用)田坂広志さん
生命論パラダイム
MED Japan 2018 特別講演 生命論パラダイムの時代 − 21世紀、人類の文明は、どこに向かうか −
https://youtu.be/kvx49dBXiOg?si=rPwK9apBJS9WlAT0

YouTube動画

詳細は以下のPodcastを「ながら聴取」してください。




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