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老いを引き出す力:紙芝居を通じて記憶と未来を繋ぐ


金本麻理子さん作画


紙芝居の力

紙芝居を介護に活用する意義


今日のテーマは「老いを引き出す力」についてです。
昨日は3時間、金本さんと紙芝居の作り方について学びました。クラウン活動をしている金本麻理子さんは赤い鼻をつけた衣装で、パフォーマンスをしている方です。アメリカのクラウンドクター・パッチ・アダムスさんと共に活動しています。病気の人や戦争の中にいる人たちを励ます活動をしています。その中で、紙芝居を介護の仕事や人を支える仕事にどう活かせるか考えています。

パッチ・アダムス(Patch Adams)
アメリカの医師で社会活動家です。本名はハンター・ドハーティ・アダムス(Hunter Doherty Adams)で、1945年に生まれました。彼は特に、伝統的な医療の方法に異を唱え、患者の精神面のケアを重視することで知られています。

パッチ・アダムスは、医療が単に病気の治療だけでなく、患者の幸福感や心の健康も重視すべきだと主張し、そのためにクラウン(道化師)の格好をして患者を訪問し、笑いや楽しさを提供して彼らの心を癒やす活動を行っています。彼の人生と活動は、1998年にロビン・ウィリアムズ主演で「パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー」(原題:Patch Adams)という映画にもなり、多くの人々に感動を与えました。

また、パッチ・アダムスはゲゼントハイト研究所を設立し、利益を追求しない医療の提供を目指しています。この研究所では、医療費が無料または低コストで、すべての人が平等に質の高い医療を受けられるシステムを目指して活動を続けています。彼の哲学と行動は、世界中の医療改革に影響を与えています。

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紙芝居で人生を振り返る


紙芝居を使って、その人の人生を振り返ることを重視しています。自分の経験を基に、紙芝居を作り、介護の中で重要なことを伝える立場になっています。昨日は実際に紙芝居を作ってみて、そのプロセスについて学びました。その中で、出会った人や重要な出来事をどのように紙芝居の材料にするかを考えています。




紙芝居から学ぶ大切な教訓


選んだテーマは、三浦綾子さんの書いた「氷点」という本で、この本が私の人生に大きな影響を与えました。なぜこの本に出会ったのか、その時の状況を思い出しながら、背景を探っています。中学校の時にこの本を読んだことが、私の人生を考えるきっかけになりました。その時に感じたこの町を離れて成長したいという気持ちが、今の自分を形作っています。北海道を舞台にしたこの本を読んで、自然やシナリオに登場する人物を通じて、自分の人生や心を育ててきました。その振り返りが記憶を蘇らせています。

小説家・三浦綾子さん

本の有名な小説家で、特にキリスト教的な視点を持った文学作品で知られています。彼女の代表作には「氷点」「塩狩峠」などがあります。三浦さんの作品は、人間の苦悩や赦し、贖罪など深い人間ドラマを描いており、多くの読者に感銘を与えています。

「氷点」は1965年に発表された作品で、家庭内の葛藤と秘密を描いたサスペンス小説です。この作品は大きな反響を呼び、後にテレビドラマや映画にもなりました。

「塩狩峠」は、若い牧師の自己犠牲を描いた物語で、彼が過酷な自然環境の中で病人を救うために尽力する様子が描かれています。この作品もまた、三浦綾子さんの宗教的な信念と人間愛が色濃く反映された作品として評価されています。

彼女の文学は、個人の内面の葛藤や社会との関わりを深く掘り下げ、読者に多大な影響を与え続けています。

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これから、ここから


この本に出会った理由や、読んで何を思ったかを深く考えることで、点と点の記憶が線で繋がってきます。そして、父親との関係を振り返り、どう思っているかを考えます。小学校、中学校の頃の父親との関係や、父が私にどんな期待をしていたかを思い出しています。これらの経験を通じて、紙芝居を活用することの深い価値を再確認しました。皆さんにも、自身の記憶を振り返り、新たな発見をしていただければと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。





【Podcast】老いを引き出す力

金本麻理子さんの紙芝居作成から


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