壁に耳あり障子に猫あり　【笑話】

　いつかはそんなことが起こるかもしれないとは思ったりはしていました。こういうこともあったりするよというネット記事を見たことがあったので、「ああ、うちでもいつかは」、「いや、うちではそんなことは起こらないじゃないか」とうっすら思ったり思わなかったり。

　なんでしょう、対策を講ずべきだとうっすら思ってはいたのだけれど、そんなことは起きないんじゃないかっていう楽観的な期待もあって、そのまま何もしていなかったのです。

　愛猫クロくん、ついに、障子を破りました。

♪　バリバリバリバリ～ 

クロ：「よいしょと」
私：「え？！」

クロ：「フゥ。出れた」
私：「わわわーー！」

　襖(ﾌｽﾏ)の上の欄間(ﾗﾝﾏ)の部分が障子になっておりまして、その障子をヤッてくれました。

　長押(ﾅｹﾞｼ)っていうのですか、ハンガーとか掛けられたりするところ、その幅なんてほんの2～3センチぐらいしかないのに、そこを歩けるのですね猫さんは。

　猫の身体能力たるやです。

そういえばクロくん、お外にいた頃は軽やかに木登りしてました。

　もう何年ぶりでしょう。十年以上は経っていると思います。これを機に障子を張り替えました。障子を張り替えると気持ちがすっきりするようでよいです。めんどくさいけど。

　ちょっとお高いのがいたいのですが、今度はプラスチック製の強いヤツにしました。

　エアコンをしているときは閉めておきたい私としては、今度は障子が破れないことを祈るばかりです。。

障子に目と猫。