チェーンソーに挑戦! 【よもやま話・1022字】
日に日に寒くなってきているが、先週に引き続き、庭木とたわむれる。
先週、電動のこぎりなるものを生まれて初めて使ってみた。今週は、チェーンソー(家庭用)に挑戦。少し太めの枝を切るために、チェーンソーを使う。
小型のチェーンソー、ポチタと名付けたくなる。電のこ同様、安全装置と始動のスイッチを押せば動き出す。いざっ!
ウイーーーンっ。
なんだか、歯医者さんで聞く音のような、ああいう音がする。高音で耳に響く感じ。
足で木を押さえ、切りたい箇所にチェーンソーをあてる。
あわわわわわー。
チェーンソーの刃が左右に振れてしまって、制御不能になる。ちょ、ちょ、ちょっと、こ、怖い。
むむむ、負けじと木にチェーンソーを押し当てると、少しずつチェーンソーの歯が木に噛んで、木が切れ始める。うぬぬぬ、チェーンソー、むつかしい。
いったんチェーンソーを置いて、電動のこぎりで作業することにする。こちらのほうが扱いやすい。
庭木を剪定していたら、視界のはじっこに黒いものがすーっと通った。引かれるままに眼球をそちらに移したら、クモ。うわっ! と思った拍子に、ぐらっとなって、危うくはしごから落ちそうになった。気を付けねば。しかも、クモだと思ったものは、クモの糸に吊るされていた枯れ葉だった。
はしごや木の上で安定した足場を確保するためには足裏感覚が重要だと思うのだが、私が履いていたのは長靴。これでは危ない。植木職人さんといえば地下足袋だと頭に浮かび、地下足袋が欲しくなる。格好から入りたいタイプ。
木を切ってみて初めて知ったことがある。木は、種類によって硬さが違う。そんなのは当たり前といえば当たり前なのかもしれないが、実際に切ってみると、ああ、なるほど、手から伝わってくるものがある。今回切った木は、夾竹桃(キョウチクトウ)、枇杷(ビワ)、要黐(カナメモチ)、藤(フジ)。この中では、要黐が硬かった。
硬い木を切るのは、すこし怖い。硬い木の場合、切り終わる直前に電のこの刃が空回りするというか、撥ね返されるというか、制御不能になることがある。あと、藤のツルはやわらかくて、なかなか切れない。
というわけで、私、小さい電動のこぎりは使えると言ってもいいような気がしなくはないのですが、チェーンソーはまだまだ練習が必要そうです。それに、2時間半もやると腕がへろへろです。現場では使いものにならないです。
しかし、次なるツールは、私に新たな力を与えてくれるだろう。次に挑戦するのは・・・?
つづく。
ポチタと電のこ