~というのは(~っていうのは)必要? 文章・会話力

最終更新日 2024.04.09


読まれなくなったとはいえ、新聞は150年の歴史を誇る。新聞や雑誌を読まず、テレビも見ない。時代は確実にインターネット上のウェブメディアが主流となった。 

かつては電車の中で新聞や書籍を読む人の姿が見られたが、今では乗客のほとんどがスマートフォンを手にしており、笏(しゃく)を持つ貴族が椅子に連なり座っているようだ。 

旧マスメディアがスマートフォンやパソコンなどのデバイスに取って代わられたことは、電通が毎年発表する「日本の広告費」からも明らかだ。 

インターネット広告費は2009年に早々と新聞広告費を抜き、2019年にはテレビ広告費を上回り、2021年に初めて四大媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)を上回った。 

近代広告メディアの主役だった新聞は、技術の進化によりラジオやテレビが台頭し、やがてテレビにその座を明け渡した。そして長らく王者だったテレビもウェブメディアに抜かれ2番手となり、新聞は3番手以下に凋落した。

 しかし、新聞や雑誌はおよそ150年にわたり情報の信頼性や伝達力を高める基幹を担い、そのノウハウを継承したテレビは85年(NHK、民間放送は73年)の歴史がある。

インターネットに抜かれた新聞とテレビ

ウェブ7割でも確認のため裏を取る
ウェブメディアが普及していなかった時代の取材活動は、電話や書籍、図書館、辞書、資料提供、対象者との面談などを通じて情報を収集し、事実を確認していた。しかし最近ではインターネット上にある情報のうち、7割前後は基本情報を得ることが可能だろう。
 
例えば企業の本社所在地や社長名などはウェブメディアで簡単に確認でき、不明な用語も辞書を引かなくてもすぐに調べることができる。
 
それでも報道機関は、電話やメール、ビデオ通信、または直接当事者に会って情報の裏取りを行う。"そんなことネットに書いてあるだろう"と考えられるかもしれないが、ほとんどの情報がネット上で入手可能な今でも、ネットで得た情報を裏付けながら確認する。
 
倫理規定や広告掲載基準などのさまざまなルールに基づき、正確な情報を伝えるために訓練され経験を積んできた報道機関こそが信頼できるメディアといえる理由だ。
 
ウェブメディアのほとんどがビジネス(広告的意味合い)目的で使用され、情報発信も自由であり、個人でも可能なため、その利便性から市場の拡大が進展した。その一方で客観性や中立性が失われる。

本稿では主に、比較的接触しやすいテレビ番組などの会話を参考に、「重複表現」に焦点を当て、気付きやすいメディアから伝わる文章や話し方を考える機会の提供としたい。

伝えるための基本の文章

逆三角形
①最も重要なのは最初に結論から書きだす(リード)、第一段落見出しで関心を寄せる
②次に大事なこと
③その次に大事なこと
④その次に大事なこと
⑤雑誌は、さらに背景や苦労話などを深く掘り下げる

逆三角形型の書き方

見出し(タイトル)
一般の文章は「起承転結」といった具合に経緯をたどって結論を最後に書くことが多いが、新聞記事はまっ先に結論を書き、その後に説明を加えていく。ニュース報道も同じだ。

的確にニュースのポイントを読者に伝えることができるだけでなく、記事を短くするときも後ろから削っていけば重要な結論を落とさずに済む。

  • タイトルや見出しは最初に目にする看板

  • 一目で目を引き、基礎知識がなくても理解されるよう見出しタイトルを見れば済むような必要な情報を盛り込む

  • 簡潔、分かりやすやすさの極致

リード
紙は限られたスペース、短時間で伝えるために分かりやすくなった。

①リードだけ読んでも理解できるよう工夫
②長くなり過ぎないよう220字以内を目途に
③本文との重複に注意を
④1節ごとに記述をまとめ、長文にならないよう気を配る

本文
5W1H
必ずしも六つの要素が含まれているわけではないが、読者目線に徹し、読者に対し持つ意味や値打ちも大切な要素だ。

読者が誰なのかを意識する
新聞やテレビは大衆メディアで、対象はオールターゲットだ。関心を持たれるテーマかどうかは別として原則、義務教育終了者でも分かるよう心掛けている。近年は高校進学率が上がったこともあり、少し事情は変わりつつある。
さらに、背景、経緯、特徴や差別点などを段落で分け、写真や図解、表、グラフの活用を念頭に。

分かりやすくコンパクトに情報を端的に伝える5W1H
①When いつ
いつ行われる(た)のか、日時、期間
②Where どこで
どこで行われる(た)のかの場所
③Who 誰が
登場する人、関係者は誰かなど、行為の主体者
④What なにを
行われる(た)のは、どんなことか
⑤Why なぜ
なぜ行われる(た)のか、背景、目的
⑥How 方法・量・価格
どのように行われる(た)のか。
量(How many)・価格(How much)

日付と文責者(所属や執筆者など)の表記で顔の見える情報へ
最近のウエブサイトでは、SNSは別として
①の「When」いつの情報なのか不明なものが多く見受けられる。
少なくともヘッダーやフッダーのいずれかに「2024年2月29日」のように年月日は記載してほしいものだ。
さらに文責となる所属名や執筆者名を記載すれば、顔の見える情報として、信頼性の向上につながる。
これら新聞やテレビ・ラジオのニュース報道が行う原稿の書き方だが、プレスリリースの書き方にも応用できる。


文章校正する際のチェックリスト

  • 誤字脱字

  • 文法間違い

  • 表記揺れ

  • 不自然な表現

  • 句読点の誤り

  • 漢字の誤用

  • ら抜き言葉(「見れる」「来れる」→「見られる」「来られる」)

  • 冗長な表現

  • 論理的な矛盾

  • 校正の際には、以下の点に注意する。

  • 文章全体の流れを考慮する

  • 書き手の意図を尊重する

  • わかりやすく、読みやすい文章にする

  • 具体的な校正方法は、以下の三つの方法がある。

  • 自分で校正する

  • 校正ツールを使う

  • 人に校正してもらう

  • 自分で校正する場合は、以下の点に注意する。

  • 声に出して読む

  • ゆっくりと読む

  • 句読点や漢字に注意する

  • 文法のチェックをする

文章校正は、文章の質を向上させるために欠かせない作業だが、上記の方法を参考に、自分の文章に合った校正方法を見つける。

本稿では、特に「冗長的」になりがちな「という」焦点を当てていきたい。重複しやすい「という」
というのは っていうのは
という っていう

ということ(で) っていうこと(で)
というところの(を)
っていうところの(を) 

文章を書くときの基本は、分かりやすく伝わりやすくすることだ。話し言葉も同様で、頭の中で考えた内容を文章にしていく。中には声を出して書き起こす人もいる。 
過去の読み書きや会話、テレビなどさまざまなメディアから得た情報が、文章力や言葉遣いに反映されている。 文章では同じ文言や言葉が何度も使用されることがあるが、口語ではさらにその傾向が強くなる。

重複とは、同じ物事が二度以上繰り返されることを指す。
蛇足(だそく)は、本来の価値や良さを損なう余計な物事や行動を指す。
冗長(じょうちょう)は、不必要に長く重複したり余分なものが多い状態だ。 

これらは小説や映画、ドラマ、漫画、シナリオなどの創作物を除けば、役に立たない場合が多いようだ。 頻繁(ひんぱん)に使うと文章や会話は長くなり、不明瞭になることも。「ようするに何が言いたいの?」となる。会議では、「半分の時間で済むんない?」と感じる話し方をする人は案外身近にいるものだ。 
一方で創作物では、繰り返すことで強調効果が生まれ、作品や登場人物に個性が生まれることもある。  

「いう」「言う」どっちを使う?
一般的に文章では「いう」「言う」の実質的な意味が薄れた場合に、平仮名書きか漢字に変換する。 
「という」を使うときは、
①強調したいとき
②伝聞か一般的に知られていない場合
③無意識に物足りないと感じ、勢いを付けるなど
推敲時に、なくても意味が通じるところは削るか他の表現に変えてみるといい。
繰り返して使ったり、同じ表現しかない文章は単調になるので、飽きられる。ボキャブラリーがない、語彙力(ごいりょく)がないと思われるかもしれない。
多様な表現力で、変化に富んだ文章・話し方は引き込まれるものだ。
例えば、
あっという間に 横浜という地域 こういう事態に そういうことはない
そういえば どちらかといえば 

伝聞などでは、~という ~いう というわけです といわれている といわれる
漢字がの「言」が適切かどうか迷ったら平仮名書
といえども いえども 

本稿では主に、比較的接触しやすいテレビ番組などの会話を参考に、「重複表現」に焦点を当て、文章や話し方を考える機会としたい。 

重複・冗長的表現を削ってスッキリした文章・話し方に
同じ用語を繰り返しやすいのは「いう」を盛り込んだ言葉だ。
っていう ということで っていうことで
というところの(を) という部分の(を)
っていうところの(を) っていう部分の(を)

伝聞も交じると次のようになる。
というわけです といわれている といわれる 
…など、「いう」を織り交ぜた言葉は度々使われる。
会話は自由でいいが、使用頻度が文章にも反映されるので気を付けたい。 

「等(とう)」
このほか使用頻度の多い用語
省庁、大学、政治家など「等」(文章・話し言葉)。とう、とう、とう言っているので、仮面ライダーかよと突っ込んでしまう。

 「ほんとに」
話し初めや話す前の勢いや助走のように使われたり、改言などで思わず言ってしまのは「ほんとに」だ。 

ニュース・報道
「いう」の場合、本来は簡潔に分かりやすく伝えるニュース報道でも頻繁に出てくる。言葉のプロと呼ばれるアナウンサーですら、「いう」を織り交ぜ、そこに必要? と思われる場面が結構多い。 

テレビや映画などの映像に重ねて表示される文字は、一般的には「字幕」または「キャプション」と呼ぶ。 外国語映画やビデオの翻訳文であれば「subtitle」、一方、聴覚に障害のある人や音が出せない状況のためのビデオ説明文であれば「caption」や「テロップ」だ。 番組では出演者の会話をテロップにするが、明らかに不必要なときは修正して表示している。 

「という」は伝聞、一般的ではなくあまり知られていないときに使用するが、それ以外のほとんどは重複・冗長的・蛇足表現で、これらに気を付ければ文章や会話もスッキリする。 

ニュース報道などは基本的に全てが「伝聞」となるのだが、伝聞だから全てに「といいます」「ということです」付ける必要があるかどうかは疑問だ。

 詳細な取材を通し、組織として報道する著作物として情報発信をするのだから、自信を持って自社のコンテンツとして捉え、伝聞で使用する「といいます」「ということです」を間引いてもいいのではないか。
次項に事例を示したい。

NHKニュース・『ブラタモリ』・ニュース報道から学ぶ

2024.03.04 NHKニュース ニュースLIVE!ゆう5時 AI自動音声
下村元政調会長 今後の衆院政倫審 開催されれば出席の意向

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、安倍派の事務総長を務めた下村元政務調査会長は自身のSNSなどで、今後、衆議院政治倫理審査会が開催されれば、党と相談して出席し、説明責任を果たしたいという考えを明らかにしました。
この問題を受けて衆議院政治倫理審査会は、~
出典:©NHK

 説明責任を果たしたいという考えを明らかにしました。
➡説明責任を果たしたいと考えを明らかにしました。
➡説明責任を果たしたい考えを明らかにしました。



NHKニュース報道からピックアップ

 というふうに話していました。
➡と話していました。


 湿って重くなりやすいという特徴があります。
➡湿って重くなりやすい特徴があります。


 この2日間の過ごし方っていうのは、どんな過ごし方でしたか?
➡この2日間、どう過ごしましたか?


 ゆっくり話すっていうのは久しぶりですか?
➡ゆっくり話すのは久しぶりですか?


 この期限というのも延長~
➡この期限も延長~


 していると言うことです。(しているということです)
➡していると言います。


 政府としての対策と言うのを~(いうのを)
➡政府としての対策を~


 先週の火曜日とほぼ同じ水準ということが言えます。(いえます)
➡先週の火曜日とほぼ同じ水準です。


 機体っていうのは、この無重力体験用に作られているんですか?
➡機体は、この無重力体験用に作られているんですか?


 メローニ氏はイタリア初の女性首相になるという見方が強まっています。
 イギリス政府が発表した大規模な減税政策が財政悪化を招く恐れがあると 
 いう
懸念が広がり、ヨーロッパの株式市場の株価を押し下げました。

メローニ氏はイタリア初の女性首相になる見方が強まっています。
 イギリス政府が発表した大規模な減税政策が財政悪化を招く恐れがある懸 
 念が広がり、ヨーロッパの株式市場の株価を押し下げました。


 「いったん不登校になってしまうと、もう一回、学校に戻るということ 
 が、とてもハードルが高い。どんな形であっても、少しずつでもいいの 
 で、学ぶこということをやめないということ。そして、誰かと話すという 
 
時間を持つということ。これ自体が、とても大切だと思う」

「いったん不登校になってしまうと、もう一回、学校に戻ることが、とて
 もハードルが高い。どんな形であっても、少しずつでもいいので、学ぶこ
 とをやめないこと。そして、誰かと話す時間を持つこと。これ自体が、と
 ても大切だと思う」


 この道というのは、国道で大型のトラックなどが多く通る道路で~

➡この道、大型のトラックなどが多く通る国道で~(国道と道路が同義)
➡ここは、国道で大型のトラックなどが多く通りで~ 
※この道 国道 道路 このような短いレポートで同じ意味のワードが3回も重複している。


 コロナ禍で、困っているっていうことは何でしょうか
➡コロナ禍で、困っていることは何でしょうか  


「秘境!黒部峡谷〜黒部の絶景は電源開発の軌跡にあり?〜」
初回放送日: 2024年1月20日

出典 ©NHK

出演 タモリ、NHKアナウンサー野口葵衣/ナレーター草彅 剛
案内役 関西電力黒部川水力センター 上坂薫/富山大学名誉教授 竹内章

上坂―― 線路の幅も見ていただけますか?
タモリ――ちょと狭いですか?
上坂――線路幅が762mmということで、一般的な鉄道が1mちょっとなので30㎝ほど短いものを使っています。ここから先、峡谷の中に鉄道を通すということで、やっぱり崖を切り開いたりトンネルを掘ったりするということなので、線路を引くにも相当な苦労があるということで、できる限りコンパクトな電車ということで、こういったサイズを採用しているっていうことになっています。

上坂――天気がよければすごいエメラルドグリーンっていうことで、多目的ダムっていうことで、洪水調節と発電と用水と持ってますね。

上坂――発電所自体水圧に強いってことで円筒形を採用しています。
それを湖上に浮かぶヨーロッパの古いお城っていうことで…いうことで観光客の皆さんにも喜んでもらえるっていうことでつくってあります。

あくまで 工事用のトロッコっていうことで乗っている方々の責任は取れないっていうことで、通常 観光客の皆さんていうのは 降りれないんですよ。

草薙 ――と言ったところで今回はこれまで。

さらにこの扇頂は今回の旅においても重要なポイント、地形が変わる境目なんです。この場所は黒部川扇状地の扇頂であるだけでなく電源開発に必要な資材を運ぶ、どんな場所だったかというと、資材、材料の積み下ろしの場所ここ、宇奈月にはもともと資材置き場や作業員の宿舎がありました。

上坂――ここの場所っていうのが 黒部峡谷鉄道の絶景ポイントの1つとなってます。あちら奥に見えますのが先ほど すごいと言われていたところですね。ねずみ返しの岸壁と言われているところです。猫に追われたねずみがが逃げていったが登れなかったっいうことで「ねずみ返し」っていうことを一説なんですけどそういうふうにいわれています。追いかけていった猫もまた登れなかったということで猫又っていわれ…

上坂――水力発電というのがダムで、自ら増水しまして、今見えているところが水圧鉄管というところです。
この高低差を利用してタービンを回し発電する仕組みっていう、仕組みになっています。

タモリ――あの高さのままずーっと行くとどこかのダムの水位があるということですね。
上坂――この発電所の名前何か気になることありますか?
タモリ――第二っていうのがありますけども…

上坂――ここは黒部川第二発電所っていうことで黒二
黒二ということで、黒二ががあるっていうことは黒三黒一
タモリ――第一とか第二っていうのは作られた順ですよね。

上坂――その先(第一相当が)どんなものだったんかということが分かりますんでその痕跡にいってっましょう。

上坂――黒部川第二発電所っていうのが昭和11年。黒二の建設のために架けられた橋になっています。
この橋なんですけど何となく違和感というか、ございませんか?

上坂――もともとこのダムというか堰堤というのはどこ取り入れ口だと思いますかね?

上坂――黒部川の電源開発で最初に作られた大規模な発電所っていうことでいわゆる黒一になっています。

上坂――この景色を見てどんなメリットがあるかっていうのは分かりますかね?
上坂――資材を運ぶのにも制約があるっていうことになるとできる限りの資材を少なくしたいっていうことで、川幅の少ない場所で作られているっていうことです。

タモリ――もの凄い急峻ですよね。
上坂――なかなかトロッコでそのまま延ばすっていうのがやっぱり難しい。
こちらが河口からの距離、で標高になってます。で今タモリさんがおられるのが黒三発電所の付近ということで。
タモリ――すごいね

上坂――この先どうなっているかっていうことなんですけど

上坂――勾配がきついのでここでこのエレベーターを活用して上げていくっていうことなんです。

上坂――大体50階建てのビル相当っていうことで、これぐらいの大きさになってます。

上坂――トンネルの中ですと200m上がったっていう実感がわかないと思います。

上坂―― この先ですね。黒三の建設の中でもいちばん壮絶な難工事って言われてます。

上坂―― トンネル工事を進める中で立ちはだかった試練っていうのがこの熱さなんですよ。では一旦ここで降りまして、いかに困難な環境だったかっていうことを体感してみましょうか。

上坂―― この今の外気温というのが、確認したんですけど13℃でした。今36℃っていうことなんで。
タモリ――岩盤、熱持ってるんですね。

上坂―― こちら100℃を超える岩盤ということで、掘る方に対して無図をかける「かけ屋」と呼ばれている。

富山大学名誉教授 竹内章―― こちらは何と100万年前の花こう岩なんですね。それが熱の通路になるということで、マグマはもっと下にあっても熱が上がってくる…

上坂―― 黒部川第四発電所っていうのは、高度経済成長期に活躍した発電所になっておりまして、急激に高まりました電力の供給のために昭和38年に完成した発電所になってます。
上坂―― こちらペルトン水車と言ってます。こういったバケットに水を当てて回転させるということです。
上坂―― …新黒三に持っていて、再びこちらで発電します。で、この水がそのままこちらの新黒二っていうことで、最初に降りられました猫又のとことろのあそこの地下に実はあったんです。

上坂―― もう一度おさらいなんですけど、今こちらです黒部川第四発電所ということで、ここから黒部ダムまで行くのには、高低差600mぐらいあります。インクラインで上がってあとは車で移動できるっていう設備になってます。

上坂――実はこのインクラインなんですけど2台セットということで、連動してます。「つるべ方式」っていうことで。

タモリ―― つるべ方式…


ニュース報道・時事から学ぶーFNNプライムオンライン

出典:FNNプライムオンライン 2023年1月28日
 冬ならではのイベントに人出 寒さに負けない!
南半球っていうのは、なかなか陸が少なくて観測地点っていうのがすごく少ないです。かつ、こんな極地の場所で人為的な二酸化炭素がなかなか出てこない地域になるので、そういう場所で地球のことをはかれる南極って言うのは、素晴らしいところだと思います」
「南半球は、なかなか陸が少なくて観測地点がすごく少ないです。かつ、こんな極地の場所で人為的な二酸化炭素がなかなか出てこない地域になるので、そういう場所で地球のことをはかれる南極は、素晴らしいところだと思います」


ニュース報道・時事から学ぶーテレビ朝日 グッド!モーニング

出典:テレビ朝日2023年2月8日 グッド!モーニング
 ヤマト運輸かたる“偽メール”相次ぐ…抜かれた情報は?「闇市場でセールも」

 ~略
番組スタッフにも…「再配達手続きを」正体は?
~〇〇さん:「(Q.どうして怪しいメールだと気付いた?)すべてを入力して送信ボタンを押した後に、グーグルから警告が入りまして。すぐにクレジットカードをとめて、破棄をするという流れになりました。自分のカードはとめられたが、住所とかはなかなか変えられないので、今この時でも何かに使われる可能性があるのが、一番怖いですね」 

カード情報「1人分2000円」 “闇市場”に…
不特定多数にばらまかれている偽メール。一体、何が目的なのでしょうか? △△氏:「個人情報ですね。そういった情報というは、非常に犯罪者にとっては価値がある。お金で売れる情報ですよね」
実際に闇取引されているというサイトを見せてもらいました。
△△氏:「アンダーグラウンドのマーケットサイトですね」
そこには、薬物や詐欺を意味する怪しい言葉が並びます。その中のカード情報を売買する項目をクリックすると、大量のカード情報が出てきました。 △△氏:「そのカードを売りますよと、1人分18ドルで、Tシャツのセールみたいに、2つ買えば1個あげますみたいな感じで」「(Q.日本円にして2000円ちょっとぐらいで買えてしまうってことなんですか?)そうですね」 

ドメイン取得は1週間前…短期間で姿を消し去る
では、今回のヤマト運輸をかたった偽メール。どのような人物が送ったものなのでしょうか?
メールの解析に詳しい専門家に、番組スタッフに届いたものを調べてもらいました。
□□氏:「こちらのメールの中にあります、『アプリを更新して下さい』と書いてあるリンクなんですけれども、今回のこのURLに利用されていたドメインというは、まさに先週、1週間前に取得したということが確認できています。今回のこの被害を起こすためだけに、このドメインを取得したのではないかいうことが予想できます」
さらに◇◇氏:「これですね、このドメインを所有する会社というが、シンガポールの会社であるということが、ウェブサイトを検索していくと出てくる」
しかし、確認できたのはここまで。リンク先のURLや送信元のメールアドレスが、分析を依頼した時点で、すでに使われていないものになっていたためです。
つまり、勝手に偽メールを送りつけておきながら、わずかな期間でインターネット上から、その姿を消し去っていたのです。
◇◇氏:「この犯人はすでに、例えばいくつか入力情報が手に入って、すでにミッションは達成できたいうような判断で、撤収してしまったいうようなことも考えられる」 
関係者によると、被害者の男性は、月給80万円というコールセンターの仕事の募集を見て応募したが、パスポートや携帯電話などを没収され、特殊詐欺の電話をかけるよう命令されたという

人気アニメから学ぶ

冒頭でも述べたが創作物は、繰り返すことで強調効果や作品や登場人物に個性が生まれデフォルメされることで作品性も高まる。

葬送のフリーレン アニメ

フェルン ―― どうかなさいましたか?
フリーレン ―― いや、ハイターって(いう)人の家を探しているんだけ 
ど。


フェルン ―― あれは余計なものというわけではないけれど
フェルン ―― 着弾の瞬間に部分的に展開させるのが正解というわけですね。

アイゼン ―― 大魔法使いフランメの手記には、死者と対話したという記録が残っているとされている。

フェルン ―― 話をまとめると、死んだ身内や知り合いの幽霊が目撃されていて、どれも生前の姿で話しかけられたという人もいたようですね。

アイゼン ―― リーゲル峡谷沿いにある村にシュタルクという戦士がいる。北側諸国に入るついでに拾ってやれ。
シュタルク ―― 師匠のところに戻れっていうならご免だぜ。

シュタルク ―― あ~ うちの師匠もそんな感じだわ。
フェルン ―― とうとう追い詰められ覚悟を決めた時、体が動いたのです。必要なものは覚悟だけだったのです。必死に積み上げてきたものは決して裏切りません。シュタルク様はどうしようもない臆病者ですが、村を守りたいという覚悟だけはきっと本物だと思います。

フェルン ―― いい対応では有りませんでしたね。
フリーレン ―― そうだね。あれは優秀な衛兵だよ。よそ者には厳しく、街を守る衛兵はかくあるべきだ。 
シュタルク ―― ん?
フリーレン ―― というわけで、この町は安全そうだし、しばらくここで待つとしよう。久々にゆっくり魔法の研究ができるぞ。宿に荷物を置いたら魔法店に行こうっと。 何だよ、関所が開いてないんだからしょうがないじゃん。ほらここで解散、私 宿取ってくるから。

マスター ―― アイゼンの旦那ももう歳だ。しっかり親孝行してやれよ。
シュタルク ―― その最中だよ。でもホントにこんな小さかったっけな。
マスター ―― 時の流れってのは残酷だよなあ。

シュタルク ―― 関所を越える方法か…いいぜ、探すの手伝うよ。
フェルン ―― ありがとうございます。
シュタルク ―― 飛んで上から超えちまうってことはできないか?

シュタルク ―― お前が言いだしたことだろ、 待つのが嫌なんじゃないのか?
フェルン ―― 私以上に必死なように見えます。
シュタルク ―― まあ、あまり時間がないからな。
フェルン ―― どういうことですか?


シュタルク ―― そういえば、この旅の目的地ってまだ聞いてなかったなどこなんだ?
グラナト ―― おおかた、事情も知らぬ冒険者といったところだろう。

フェルン ―― フリーレン様は 本当に時間を無駄にするのが好きですね。
フリーレン ―― 私だって、いたくてここにいるわけではないよ…で魔族が和睦の使者ってどういうことなの?

村長 ―― これでは、魔族と同じだな。別に人を食わないと生きていけないってわけじゃないんだろ。償う機会を与えてやってもいいじゃないか。

フリーレン ―― また”お母さん”か。魔族は魔物と同じで、子育ての習慣がなく産み落とされてから、多くの時間を天涯孤独に過ごす。お前たちは孤独を当たり前とする生物で、家族という概念すら存在しないのに、なんで”お母さん”なんて言葉を使うの?


フリーレン ―― 街から10キロメートルってところか。絶大な魔力だ。こちらの様子をうかがっているな。

リュグナー ―― 私は魔法が大好きでね。かの腐敗の賢老クヴァール。彼が人生の大半をかけて、人を殺す魔法を開発したように、我々魔族は長い寿命の中で、一つの魔法の研究に生涯をささげる。年月をかけて、日々探求し積み重ねていく。10年後の魔法は、今よりもっとすぐれたものとなり、我々の力をより強固なものとする。だが…魔法というものは不思議なものでな、魔族の侵入を防ぎ、この街を守ってきた大魔法使い…フランメの防御結界。

千年前の天才が作り上げた魔法が、現在の魔法を凌駕することもある。天才は嫌いだ。積み重ねたものの美しさがない。代々結界の管理を任されているのは、あなた方グラナト家だ。魔族の私たちがこの街に入れたということは、結界を操作できる魔法が存在するはずだ。それを教えろ。


デンケン ―― 聞くほどのことあるまい。魔法というものは探し求めているときが一番楽しい、それだけだ。
フリーレン ―― そう

ゼーリエ ―― 時の流れというのは早いものだな。気まぐれで育てた弟子がもう孫弟子を連れてきおった。
フランメ――フリーレンだ
ゼーリエ――エルフか、強いな、気に入った。望む魔法を言うがいい。ひとつだけ授けてやる。
フリーレン ―― 望む魔法?
ゼーリエ ―― 私は今までの歴史で、書かれたほぼすべての魔導書の知識を持っている。魔法使いというものは人生をかけて、望んだ魔法を探し求めるものだ。それを言え、私が授けてやる。
フリーレン ―― いらない。魔法は探し求めている時が一番楽しいんだよ。

ゼーリエ ―― やってくれたなフリーレン。ー千年ぶりだというのにずいぶんな挨拶じゃないか。

デンケン ―― いたぞ、敗走したパーティーだ。少し離れたところに仲間の死体があった。合格の道はもうないというのに、シュティレだけは大事に抱えておるわ。


ユーベル ―― ソルガニール。見た者を拘束する魔法。その人が得意とする魔法は、人生や人間性に大きく関わっている。私は昔からそうなんだ。共感できることで、その魔法が使えるようになるし、共感できない魔法は使えない。メガネ君、君の分身は、本人と同一の機能を持つほどの完璧な複製だ。君は何を思って、どんな人生を歩んできたの? 教えてよ。
ラント ―― なるほどね。君って感覚で魔法を使うタイプなんだ。その魔法がどんな原理で動いているのかも知らずに、そのまま使っちゃうタイプ。
ユーベル ―― フフフ
ラント ―― 僕、そういう頭の足りない子、嫌いなんだよね。
ユーベル ―― 答えになっていないよ。
ラント ―― 気にくわないから、教えてやんないって言ってるんだよ。別に僕を殺したっていいよ。そんなことをしたら、二度と共感はできないと思うけど。
ユーベル ―― いや、いいよ。君という人間が少し分かった気がする。
ラント ―― そう
ユーベル ―― もっと知りたいかな。

ヒンメル ―― フッ、そうだね。もしかしたら自分のためかもな。誰かに少しでも自分のことを覚えていてもらいたいのかもしれない。生きているということは、誰かに知ってもらって、覚えていてもらうことだ。
フリーレン ―― 覚えていてもらうためには、どうすればいいんだろう。
ヒンメル ―― ほんの少しでいい、誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ。

フェルン ―― 次の試験の通知ですね。第二次試験の会場と日時、それと担当試験官の名前ですね。
ラヴィーネ ―― 試験官はゼンゼか。ツイてねえな。
カンネ ―― せっかく第一次試験に受かったのに。
フェルン ―― どいうことですか?

メトーデ ―― 最深部にたどり着いたということを、どう証明すればよいのですか?


キングダム

キングダム ©原泰久/集英社・キングダム製作委員会

摩論(まろん)―― 黒羊は思っていた以上に広大な樹海です。そして本営はこの地を占領せよとの司令ですが、ここに落とすべき城というものはありません。
単純一言言いますと、この戦いは五つの丘全てを占拠すればわれわれの勝ちです。


ナレーション―― 飛信隊が先行して中央の丘より前線をつくるという作戦はついえた。
趙軍兵 ―― 急報、右翼前線が決壊、敵に突破された模様です。
金毛(きんもう)―― 前線が決壊? 突破だと? 二万の右翼が突破されたというのか。
紀彗(きすい)―― この樹海地で敵を抜けるというのは 相当な力の差があるということだ。桓騎(かんき)はおそらく最強部隊を投入して そしてその狙いは~

雷土(らいど)―― ああー 分かるぜ。てめえがマヌケだっう意味だろ。


摩論 ―― 逆もまたしかり。あなた方と左の雷土隊が再び前線を押し上げ進軍し、丘の麓から槍を突き上げれば、丘にいる趙軍は決定的な打撃をくらうというわけです。

摩論 ―― うちには砂鬼(さき)という死の一団がいます。拷問好きで苦痛を与えながら人を殺す少々品のない連中です。

河了貂(かりょうてん)―― 三手目、この河には勝負を握る三っ目の場所がある。 ~そこは浅瀬じゃない。むしろ全くの真逆。底が見えないほど深く激流の淵。対岸が険しい絶壁という悪条件が重なる場所だ。

渕(えん) ―― つかまっているだけでやっとだ。とても前になど…。我呂(がろ)の言うとおり、私には荷が重い。いや、そもそもこれだけ成長進化した飛信隊の副長を、私ごときがまだ務めていいのかという問題があるんだ。そもそも私は武人じゃない。 ~もともとは王宮と信殿の連絡係。ひょんなことから結成当初の飛信隊の副長になった。最初は楽しかった。信殿を補佐できることがうれしかった。だが隊が膨れ生粋の武人の蘇水殿加入。副長となり軍師には河了貂。もう一人の副長羌瘣(きょうかい)に至っては、将軍の座すら狙える傑物だ。そんな中、私の役割はいよいよ小さい。大した武力もなく知略もない副長という席に釣り合っていないのだ。

馬呈(ばてい)―― ~凹地(おうち)攻めの秦の部隊が上陸に成功し、主攻に化けた。何だこの作戦は。劉冬(りゅうとう)が手がないと言ったこの河を渡り切るというのか。

ナレーション ―― そして黒羊の戦いに直結するという中央の丘では、二日目にして早くも丘の斜面に沿った陣取り合戦が始まっていた。

黒桜(こくおう)―― 摩論、紀彗という男の名について心当たりあるか。
摩論 ―― いいえありませんが。
黒桜 ―― チッ!
摩論 ―― 誰です?
黒桜 ―― 相対している趙軍の将だ。
摩論 ―― あー 昨日あなたがボコられたという

黒桜 ―― お前すら知らぬということは、ますます紀彗の底が知れなくなった。


オープニングナレーション ―― 古代中国。聖者の時代は終わりを告げ、人間の欲望が解放されていた。激烈なる戦争と戦乱の嵐が、500年という途方もなく長きにわたって中国全土に吹き荒れていた。欲望、快楽、苦痛、恐怖。過酷で絶望に満ちたその世界には、龍がいたに違いない。時代という名の龍が。そして龍の炎に焼かれるかのように、100を超える国は次々と滅び、今や7国に淘汰されていた。「燕」「斉」「趙」「魏」「韓」「楚」そして「秦」である。7つの大国は、各々が各々を食らい尽くすように、欲望の剣を敵国の喉元に向かって突き立て続けた。世にいう「春秋・戦国時代」である。そして今、西の果て「秦」の国から大きな歴史の風が吹き荒れようとしている。これは、戦乱の時代を走り抜いた名も無き少年と若き王の激動の物語である。


嬴政(えいせい)―― 敵国の奴隷にさえ尊敬の念を表し師事することもあったという。ある日そんな穆公(ぼくこう)の軍馬が山の民たちに殺され食われるという事件が起きた。 ~それが穆公という王だ。


王騎(おうき)―― それが将軍というものです。
王騎 ―― 大将自ら先頭を行くという常軌を逸したあの突撃。
麃公(ひょうこう)―― 将軍の前に立つということは、麃公の前に立つということ。
ナレーション ―― 王毅との因縁を持つというその男の名は、龐 煖(ほう けん)。


王毅――しばしこの場にとどまり、情報を収集しましょう。
蓁士官2 ―― 龍谷(りゅうこく)がついていながらなんということだ。
カイネ ―― 戦況が動いているということですね。 

蒙毅(もうき)―― 戦況が動いているということですね。
李牧(りぼく)―― そういうことです。


秦士官1――すると趙軍を追えばおのずと蒙武(もうぶ)軍を助けに行けるということか。
秦士官2―― しかし、この先に進めば我々は軍の本陣を見失う。それはひいてはこの広い戦場の全体図を見失うということだ。


楊端和(ようたんわ)―― 敗れたわけではない、匈奴(きょうど)軍の主力が集まっているという地へ赴いたが、敵がいなかったのだ。

昌文君(しょうぶんくん)―― 一口に北の騎馬民族というがさまざまな民族が覇権を争っていると聞く。


嬴政(えいせい)―― 李牧(りぼく)という男なら~


嬴政 ―― この戦、勝利のために王毅を討とうというのではない。

嬴政――もし李牧という男が王毅以上の傑物なら事態は変わる。

ナレーション ―― 秦国にすれば侵攻を防ぐという目的を達したからだ。


昌平君(しょうへいくん)―― 信、お前を呼んだのは王騎より矛を受け取ったというお前へのせめてもの私の恩情だ。


蒙恬(もうてん)―― 信、お前が戦った男というのは間違いなく廉頗(れんぱ)の手の者だ。
蒙恬(もうてん)―― 王毅、貴様というやつは、いつもいつもわしをしびれさすのう。
信 ―― この期に及んで一発逆転の好機が訪れたってことだろう?


蒙驁(もうごう)―― 罠の直前でそのような行動をとったということは、廉頗(れんぱ)は、この砦の奥の手をも読んでいたということじゃ。


ナレーション ―― この時代は各国が国土の奪い合いに終始していた。奪った地はまたすぐに奪われるというのが常である。その地に住民を移住させ、郡とする異例の行為は、この地を絶対に手放さないという強い意志の表れであり、またこれを国策としたということは、次もあるということである。つまり始皇五年のこの山陽東郡宣言というのは、これから秦国が領土拡大に本腰を入れるという宣戦布告だったのである。


李牧(りぼく)―― あなたも成長しているのですねえ。あの輪虎(りんこ)を討ったというのもだてではなさそうです。

李牧(りぼく)―― 戦争の恐ろしさは分かっていないということです。


麃公(ひょうこう)―― へたをすれば、秦という国がななくなるであろう。

李牧(りぼく)―― 最初は各軍素早い進行に努めるというのが、合従軍の約束だったはずだ。

呉鳳明(ごほうめい)―― だがこれだけでは李牧という人間とその戦い方が浮かんでくる。

呉鳳明(ごほうめい)―― 二つめは、単に麃公という敵がおもしろかったことです。

秦国の民A ―― 秦が食われる側にまわらぬ保証などどこにもないということ。
秦国の民B ―― 食われるって…。
秦国の民A ―― 滅ぶということだ。


昌平君 ―― 結局この咸陽(かんよう)の防衛の策はただ一つ、その入り口である国門をどう守り抜くかということ。

去亥(きょがい)――咸陽という門に向かってんだ。


慶舎 ―― 今日函谷関を落とすという話ではばかったのか。
ナレーション ―― そして思いもよらぬ楚軍敗退という事態が~
昌平君 ―― 楚軍敗北という大きなひずみを生んでしまった…さらに合従軍には、背後に斉という憂いがあり~


呉鳳明(ごほうめい)―― いい加減にしろ! 事態の深刻さを理解しているのか。今われわれはこの合従軍が失敗に終わるかという窮地に立たされてる。

補足
紀元前に5秒があるかないかギャグなのか不明だが汗明(かんめい)が、媧燐(かりん)に対し言った言葉で「5秒で答えろ」が気になる。


人気バラエティーから学ぶ

水曜日のダウンタウン


TBSの人気バラエティー「水曜日のダウンタウン」
「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説」
「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説 第2弾」
「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説 第2弾~完結編」
は、Tverのバラエティージャンルの中で1、2位を争う超人気番組。

バラエティーになると、さらに「という」とその”近接”語が多用される。


「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説 第2弾」から抜粋

出演
バカリズム 伊集院光 ファーストサマーウイカ おぎやはぎ矢作兼

キャスト
鈴木昌輝(村の広報) 鈴木理沙(昌輝の娘)
綿貫みち子 綿貫ふさ(みち子の祖母)
五百旗頭茂雄(村長) 五百旗頭浩一(村長の息子・恵の夫)
五百旗頭恵(浩一の妻) 高木康二(医師)
今泉祐介(長野県警) 向島智弘(長野県警巡査)

みなみかわ 後藤晴奈(番組AD) 田中卓(番組P)

バカリズム ―― ダイアンの津田さんがミステリーの世界に入り込むというドッキリ企画だったんですけども、最初はね、非常に渋々参加してた津田さんが後半に前のめりになるという。

ナレーション ―― 今回名探偵がやって来たのは、長野県にあるとある小さな村。この村を舞台に、再びミステリードッキリの幕が上がる。ということで、ニセ番組のロケでやってきた津田だが…

ナレーション ―― ちなみに現在この村には、7人しか住んでいないという設定。

綿貫みち子 ―― あと、おばあちゃんが裏にに住んでるから…
ダイアン津田 ―― あっ、そうなんですね。お孫さんっていうことですか?

ナレーション ―― ということで、続いて向かったのは…村の高台にある村長の自宅。

ナレーション ―― 刀で不幸を断ち切り、祖先へ感謝の舞を踊る、というそれっぽい祭りの設定。

ダイアン津田 ―― やってるやん
鈴木昌輝 ―― 一度この状況を整理しましょうか
ダイアン津田 ―― どういう状況を整理すんのよこれで

ダイアン津田 ―― この中に犯人がいるってことですね。

鈴木理沙(昌輝の娘)―― 死因も聞きましょう。
ダイアン津田 ―― 死因っていうのは?
今泉祐介(長野県警)―― 高木先生が言う荷には、この斧による一撃で致命傷になったのではないかと思われております。

鈴木理沙 ―― まず村長が、何時まで生きていたか分かりますか?
ダイアン津田 ―― 12時ごろに町内放送をやるって言って12時になりました。で町内放送やってたよ。
鈴木理沙 ―― なるほど、正午の放送…ということは村長は町内放送をして、その後ここまで来てここで殺された?

鈴木理沙 ―― 村長は村人への放送を行った正午までは生きていた。しかし津田さんたちがこちらの家へ訪れた12時15分には、すでに死んでいて、こうやって吊るされていた。ということはつまりどういうことですか?

鈴木理沙 ―― だけじゃないと思うんです。1回整理しますね。村長は村人への放送を行った正午までは生きていた。
ダイアン津田――生きてた。
鈴木理沙 ―― しかし津田んさんたちが、こちらの家に到着した12時15分には、すぐに死んでいてこうやって吊るされていた。つまりどういうことですか?

鈴木理沙 ―― 正確には、犯人は村長が正午の放送が終わった後に襲って、死体を担いで、この家まで運んで吊るす…吊るすまでを15分の間にやったってことですよね。

ダイアン津田 ―― 確かに。俺が来る15分の間に吊るすってことは、怪力! 男や! 

ダイアン津田 ―― これ村長のことちゃうの? 吊るし上げて死んでたやん。これからのこと言うてんちゃうん。
鈴木理沙 ―― また何か起こるってことですか?

バカリズム ―― はい、ということ

ファーストサマーウイカ ―― めんどくせえっていうのが、だんだん主人公感を感じてきました。

バカリズム ―― 誰が、殺されるかということですね。ということで、名探偵津田無事事件を解決できるのでしょうか。それでは続きをご覧ください。

ダイアン津田 ―― キノコ? はい好きですよ。
タクシー運転手 ―― 今、新種の毒キノコがすごく流行しているみたいで、それが何かマイタケにものすごく似てるっていうことで、僕の友達が食べてしまって、まあ飲み込まなかったんで大丈夫だったんですけど、もし飲み込んでたりしたら、ちょっとやばかったんじゃないかってことで。
ダイアン津田 ―― へぇー

鈴木理沙 ―― ここにいる私たちが全員狙われたってことですか。

鈴木理沙 ―― 津田さんが言っていた毒キノコを入れ替えたっていうことになりますね。
ダイアン津田 ―― えっ浩一さんの皿と俺の皿を入れ替えたってこと? 俺を殺そうとしたってこと

鈴木理沙 ―― 恵さんがウソをついてないとしたら、犯人が浩一さんの皿のマイタケと津田さんが言っていた毒キノコを入れ替えたっていうことになりますね。
ダイアン津田 ―― ちょっと待って、全然聞いてへんかった。
鈴木理沙 ―― もう一回言います。恵さんがウソをついてないとしたら、犯人は浩一さんの皿のマイタケと津田さんが言っていた毒キノコを入れ替えたっていうことになりますね
ダイアン津田 ―― えっ 浩一さんの皿と俺の皿を入れ替えたってこと? 俺を殺そうとしたってこと? えっもう一回言ってごめん どいうこと? 浩一さんの…
鈴木理沙 ―― 浩一さんの皿に入っていたマイタケと津田さんがおっしゃっていた毒キノコ入れ替えたってこと。
ダイアン津田 ―― あっ 俺が言うてたあの聞いた話の毒キノコを入れ替えたってことね? うんそういうこと

ダイアン津田 ――「A-Studio+」そもそもなかったの? えっ「A-Studio+」なかってこと

鈴木理沙 ―― ちょっとよく分かんないですけど そういうことなんだと思います

五百旗春樹(村長の息子)―― うちの父親が、YouTubeをやりたいって言い始めましてお前編集とかやってくれないっていう話になりまして

田中卓(番組P)―― 確かじいさんが怪しい じいさんに気をつけろって
みなみかわ ―― じいさん?
後藤晴奈(番組AD) ―― じゃあそのおじいさんが犯人かもしれないってことですよね

バカリズム ―― ということで今週はここまでということ


水曜日のダウンタウン
「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説 第2弾~完結編」から抜粋

ダイアン津田 ―― 「生娘に化けた雌だぬき」「刀突き刺しおっちんだ」ってなってんのよ、めっちゃ怖ない?
鈴木理沙 ―― っていうことは… 次に殺されるのは…
ダイアン津田―― 奥さん?
みなみかわ ―― 確かにね、動機というところでは何か恨みがあるとしたら、家族一家っていうのが自然ですよね
ダイアン津田 ―― 生娘に化けた雌だぬき

みなみかわ ―― 女性っていうと…

後藤晴奈 ―― クサい演技の人っていうのはちょっとよく分かんないですけど私のプロデューサーです

ダイアン津田 ―― じいさん?
みなみかわ ―― じいさんが怪しい」っていうのをほかのスタッフに言っていたらしいんですよ

伊集院光 ―― 何で刀で殺されてないんだ?っていうのを…

伊集院光 ―― それで言うと最初に殺された村長死んでんのか?っていう

ファーストサマーウイカ ―― じいさんが怪しいっていう

後藤晴奈 ―― でもこれだがいつ撮ったのかっていう話になりません?
みなみかわ―― ロープの掛け方が変わってるってことですね

みなみかわ ―― じゃあこのとき生きてるってこと
みなみかわ ―― 村長の自作自演っていうことですか?
後藤晴奈 ―― 何かほかに村長の件で何かヒントとかって何かありませんでしたっけ?

ダイアン津田 ―― それに協力してくれって俺に言うたんちゃうん これYouTube撮ってたてってこと
みなみかわ ―― あっYouTubeドッキリ的なこと?
ダイアン津田 ―― ウソ…えっそういうこと?

五百旗頭茂雄(村長) ―― 死んだふりをしてその後にみんなの前に現れて芸人さんを驚かせるという死んだふりドッキリです

ダイアン津田 ―― これドッキリしてたってことや!
みなみかわ ―― ドッキリってことですね どっきりよね

ダイアン津田 ―― 最初にこの村を紹介するっていうのが水曜のダウンタウンのドッキリやろ
ダイアン津田 ―― 俺はどこの人?

みなみかわ ―― でも殺したやつがいるってことはそいつと多分共同でやったんじゃないすか?

ダイアン津田 ―― ていうことは鈴木さんもその場にいないことになるやん
みなみかわ ―― そういうことですよね

みなみかわ ―― でもねちょっと待ってください おかしいじゃないですかだって高木さんはそのときに言ったら見立てしたわけでしょ? でそれで殺されたっててこれは違うってことは高木さんは協力者なんですよ それの「じいさん」ってことじゃないですか じんさん=高木さん

後藤晴奈 ―― 「じいさん」っていうものに関しては何だと思いますか?

みなみかわ ―― 恐らくカメラマンをしてたんじゃないだろうかという

ダイアン津田 ―― みなさん最初に発見したときに村長は死んでいませんでした 本当の死んだ時刻は12時45分ということになりました しかも斧で殺されたのではなく絞殺です そのときアリバイがなかった方が1人おられます それはあなただ!鈴木さん!

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