高齢者のITリテラシーについて

・医療・ヘルスケア分野においても、オンライン診療やIoTデバイスなどを利用したサービスが生まれてきている。

・現在は感染症の影響により人々の生活様式が変化している。

→IT技術は対面での接触を避けることができ、今後のヘルスケア領域に急速に普及されるべき

問題点:ヘルスケアサービスの対象のほとんどをしめる高齢者のITリテラシーが低いこと

今回は高齢者のITリテラシーの現状をまとめました。

ITリテラシーとは

ITリテラシー:通信・ネットワーク・セキュリティなどの情報技術を自分の目的に合わせて活用できる能力のこと。
3つの要素
「情報リテラシー」情報を使いこなす能力
「コンピュータリテラシー」コンピュータやそれに伴う機能を使いこなす能力
「ネットリテラシー」ネットワークを正しく利用できる能力
https://tech-camp.in/note/technology/16180/#IT-2

総務省の取り組み

4 誰もがICTによる利便性を享受できる環境の整備
(1)高齢者・障害者のICT利活用支援の促進
総務省では、障害や年齢によるデジタル・ディバイドの解消を目的に、通信・放送分野における情報バリアフリーの推進に向けた助成を実施している。具体的には、障害者や高齢者向けの通信・放送役務サービスに関する技術の研究開発を行う企業等に対して必要な資金を助成する「デジタル・ディバイド解消に向けた技術等研究開発」を行って...
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd246410.html

デジタル・ディバイド
インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できな
い者との間に生じる格差。

企業に対する研究費の助成の他にも、
・インターネットトラブル事例集
・メディアリテラシーサイト

などを作り、情報提供をしているみたいです。

高齢者のICT利活用の現状

総務省のアンケート調査
(シニアネットとスローネットを利用している元気な高齢者を対象)
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/b_free/pdf/b_free03_3_05.pdf

シニアネット:全国各地で生まれているボランタリーな高齢者 ICT 利用支援団体で、地域の高齢者が集まり、パソコンやインターネットの使い方をお互いに教え合うという独自のスタイルで高齢者の ICT スキル習得を支援高齢者の ICT スキル習得を支援

スローネット:会員制の高齢者向け商用ネットサービスで、現在会員数は約7万人と、高齢者向けネットサービスとしては国内最大規模のサービス

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意外と自発的にやってみたかったという人が多いです。
ただ、対象者がもともとパソコンに興味があった集団である可能性があるという点は考慮する必要があると思います。

パソコンやインターネットの利用を始める際に困ったこと

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医療やヘルスケアサービスを使用する目的であれば、他の人が環境を整えるのが一番だと思います。

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ざっと見ると、人との関わりが増えたり、より刺激的な生活を送ることができ、QOLが上がりそうです。
ただ、デメリットを聞いていないので、メリットのみで判断するのは情報が不十分かもしれません。

まとめ

今後、寿命が伸びていき、100歳まで生きる時代となっていきます。
20歳から定年まで40年間働いてから、死ぬまでにあともう40年残されています。この40年の過ごし方がより重要となってきます。

インターネットの利点を生かすことが高齢者のQOLを上げる1つの方法だと思います。

ヘルスケアサービスを普及するためには、高齢者とITの壁を取り払わなければいけません。
若者でも、新しいサービスを利用する時には、使い方で苦労するので、高齢者はもっと大変です。

一番有効なのは、高齢者のコミュニティーのなかで、ITに強い人がインフルエンサーとなり、周りに広めていくことだと思います。

ヘルスケアサービスの普及においても、健康意識の高い高齢者や、最新技術に興味がある高齢者から普及させていき、徐々に浸透するという戦略がいいかと思います。

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