紅まどんなに人生を狂わされた話
もうだめだ。おしまいだ。私の中のミカンの概念が狂わされた。
みなさんこんにちは、Rikoです。表題の通り、先日紅まどんなに人生を狂わされました。
狂わされっぱなしというのも癪なので、紅まどんながいかに恐ろしい食べ物かをここに書き残していきたいと思います。活きの良い恐怖により、やや誇張した表現もございますがご了承ください。
Q.そもそも紅まどんなってなに?
A.ミカン大国愛媛が生み出したモンスターミカン。それが紅まどんな。
初めて知ったのは2年前。Twitterでバズったのを見かけたのがきっかけでした。その時はほーん、そんなに美味しいものが世の中にはあるのね、程度の認識だった。ちょっと気になって通販してみようと思ったけど、どうやら紅まどんなは旬が短いようで、2月頃にはもう注文できなかった。
そこから記憶は薄れ、時は流れ、2022年12月。先日、ふと紅まどんなの存在を思い出しました。あれ、今なら買えるんじゃない?
楽天市場で検索すればビンゴ。もりもり検索に引っかかります。あら、高級品と聞いていたけれど意外とお手軽なのもあるじゃない。訳アリ品2キロ2000円。レビューは概ね好評。「味はいいので自宅用なら大満足です!」まあこの値段ならハズレでも笑えるし買っちゃお~。
これが運の尽きでした。
届いてまずびっくりしたのが皮の薄さ。そしてこのうっすい皮で本当に守れるんか?って不安になるくらい中身がギュウウウウと詰まっている。
はあはあ、なるほどねえと剥いてみると、この段階でちょっと普通のミカンと違う。剥いているうちに果汁がやたらと零れてくる。ちょっと押しただけで限界まで水を吸ったスポンジの如く果汁が溢れる。どうやら手で剥くより、包丁でカットした方がいいらしい。苦戦しつつもなんとか一房まで分けきって、お手並み拝見と一口。
ジュワ!!!!!!!!!!!ブワ!!!!!!!!!!!!
誇張抜きでこんな感じでした。
あなたその体積にどうやって収まってたんですの?って量の果汁が噛んだ瞬間に大爆発する。なんかミカンって薄皮剥くとつぶつぶした小さいのが詰まってるじゃないですか、あれ一粒一粒に説明のつかない量のミカン汁が収まっている。贈答用の大きいサイズだとぷるぷるすぎてゼリーのような食感になるらしい。
溢れる果汁の襲撃に動揺したのも束の間、甘くて爽やかな何とも言えぬ良~~~い匂いが鼻に向かって突き抜ける。勢いがすごい、本当にぶわっっってくる。伝わるかわからないけどSABONかLUSHの店舗に入った瞬間と同じくらいの風速で香りが鼻腔に届く。
香りの傾向としてはデコポンに近いかな?って思ったけど感じ方は人それぞれかもしれない。
そんでその果汁がま~~~~~~~~あ美味しいこと美味しいこと。
味は甘酸っぱい。本当に甘酸っぱい。甘いと酸っぱいが見事に調和してマリアージュ。甘いの後に酸っぱいでも酸っぱいの後に甘いでもなく、甘酸っぱいがドカンとくる。水の概念を獲得した時のヘレンケラーよろしく、「ああ、これが甘酸っぱいという味なんだな……」と思いました。ミカンに概念を理解させられる日が来るとは思っていなかった。
そんなんだから一個食べたらもう止まらん。脳が紅まどんなを求め始めている。ここでお手頃な訳アリ品を買ったのが裏目に出た。お手頃なのに美味しいから躊躇なく食べられてしまう。これが一個1000円の贈答品だったらまだ我慢が利いたかもしれない
食前一個、食後に二個、歯磨き前にもう一個…と食べていくうちに、二キロのミカンは二日できれいさっぱり消え、私の手足は仄かにミカン色に染まりました。手が黄色くなったのは毎日500mlパックのオレンジジュースを飲んでいた高校時代以来です。
このままではいられないので、友人やお世話になった方には積極的に紅まどんなをギフトとして送り付け、”””こちら側””””へ来てもらおうと思っています。このnoteを読んで紅まどんなに興味を持ってくださった方は、人生を狂わされるかもしれないという覚悟を持ってポチっていただくことをお勧めします。
でも本当に美味しいので人生で一度は食べてほしい。
シャインマスカット初めて食べた時と同じタイプの感動があった。しこたま食べたのにもうまた食べたくなってるもんな。年始には楽天から追加の紅まどんなが届きます。この冬は黄色い手足で生きていく覚悟が決まりました。順調に人生が狂っている。
ここまで読んでくださりありがとうございました。