「寒中水泳で風邪を引きにくくなる」ことのエビデンス(科学的証拠)
1月から2月にかけての今の時期、日本では全国各地で寒中水泳が行われる。コトバンクによれば、寒中水泳は、元来、日本古来の泳法を伝える各流の水練道場が寒稽古として行なったものであり、「寒中」とは1月5日の「小寒」から2月3日の「節分」までの30日間を指す。寒い中で泳ぐから寒中水泳なのかと思っていたが、寒中水泳には歴史があり、今でも新春や新成人の門出を祝したり、古来の泳法を披露したりといった具合にあくまでも伝統行事として行われることが多い。
ロシア人の6%、スウェーデン人の20%が寒中水泳をしている!
だが、寒中水泳(=アイススイミング)は、日本だけの伝統ではない。
ロシア正教会では1月の「公現祭」に、ヨルダン川でイエス・キリストが洗礼者ヨハネから洗礼をうけたことにちなんで湖や川に張った氷に穴をあけて水に浸る。その規模はロシア人の6%、モスクワだけでも3万人というから侮れない。
寒中水泳はまた、北欧を中心に、伝統や宗教とは関係なく、心身の健康に良いとして世界的なブームにもあり、国際アイススイミング協会(The International Ice Swimming Associations: IISA や国際冬季水泳協会(The International Winter Swimming Association: IWSA) といった国際的な組織も存在するほどだ。
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