お酒を飲まない1ヶ月「Dry January」
「ドライ・ジャニュアリー(Dry January)」をご存じだろうか。クリスマスが過ぎて年が明けた1月、健康のために1ヶ月間、アルコールを1滴も飲まずに過ごす、イギリスの慈善団体Alcohol Change UKが始めた健康キャンペーンだ。Dry Januaryが始まったのは2013年。当初は約4000人だった参加者は毎年増え続け、今では世界から21万5千人(2023年)が参加するグローバルなイベントへと成長している。
アルコールの適量はゼロ
アルコールと言えば、かつては「肝臓に悪い」「血圧が高い」など、大酒飲みだけの問題というイメージが強かった。ところが2022年、世界保健機関(WHO)が「飲酒の適量はゼロ。たとえ1滴でも様々な疾患のリスクを上昇させ、特にがんのリスクは飲酒量に比例して上がる」という声明を発表すると、アルコールは少量や適量をたしなむ人にも大腸がんや乳がんなど7種類以上のがんを引き起こすものとして心配されるようになった。
WHOの下部組織、国際がん研究機関(IARC)もグループ1から4まである発がん性物質のうち、アルコールは発がん性が
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