私のお気に入り映画♡「女が階段を上がる時」(1960)

こんにちは。リコです♡
今日は私のお気に入りの映画について語りたいと思います。

私はとにかく映画が好き。それも自分がまだ生まれていない時代の映画に何故か惹かれます。
もちろん、外国の古い映画も好きですが、日本の映画はまた一味違う魅力があります。

今日は、日本映画の中でも特にお気に入りの映画「女が階段を上がる時」(1960)について紹介します。
詳しくはWikipediaなどを見てもらえると解説してあるのでw

私のお気に入りポイントをかいつまんでお話させていただきます。

この映画は成瀬巳喜男監督、昭和の大女優、高峰秀子主演で、銀座のバーの雇われマダム圭子とそれをとりまく男たちやホステスたちの物語です。

まず、タイトルが素敵!

「女が階段を上がる時」
もうこのタイトルを見ただけで、意味深♡


そして、タイトルを裏切らない高峰秀子演じる圭子の美しさ、立ち振る舞い、人生の考えかた、すべてが素晴らしい!

前半は、バーに来る魅力的な男性客に誘われても、うまく距離を保ってかわしていく姿がただただ、かっこいい。

かつて自分の元で働いていた後輩マダムにお客を取られても、凛としてそれを受け止めている。
なんて、素敵な女性なんだ、非の打ち所がない!

そんな圭子だけど、心の中では自分の身の振り方に常に葛藤していて、バーのママとして生きる道とそうでない道のどちらかを選択しないといけない分岐点立たされてて、誰かに寄りかかりたくなる気持ち持っている。そういう人間味あふれる圭子もかわいらしくて。

とにかく高峰秀子の魅力がつまった作品です♡

60年も前の映画なのに、全く古さを感じない‥その訳は音楽にもあります。
オープニングからオシャレでムーディな雰囲気。さすが、黛敏郎(この方の音楽監督作品大大大好きです‼︎)
オープニングのバーをイメージした影絵もまたオシャレ♡

脇を固める役者さんたちも素晴らしい!
仲代達矢のマネージャー、一見プレイボーイ風なんだけど、一途に圭子を想っているところなんてめちゃくちゃかっこいいし、団玲子や塩沢ときなどバーのホステスたちもキャラ濃い濃いw

登場人物は、みんな表面上うまくやってるんだけど、心の中では弱い部分だったり、きたない部分だったりを持っていて、それがそれぞれの表情やしくざで面白いくらい読み取れる。

高峰秀子の映画は他にも好きな作品はあるけど、ストーリー、音楽、キャラの濃さで、1番をつけるならやっぱりこの「女が階段を上がる時」かな。

また、他作品の高峰秀子のおすすめ映画を紹介していけたらと思っています。

ではまた♡












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