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参加者もボランティアも楽しむ「スポーツの集い」|立教チームで活動する1dayボランティア
9月13日(水)、東京都障害者スポーツ大会の一環として知的しょうがいのある方を対象とした「スポーツの集い(主催:東京都、NHK厚生文化事業団、東京都障害者スポーツ協会)」が、東京体育館メインアリーナで開催されました。
昭和42年から続く「スポーツの集い」は、参加者がご家族や仲間、介助者の方たちと一緒に、明るく元気にスポーツに挑戦し、楽しむことができる大会です。
本学では、ボランティアコーディネーターが同行する「1dayボランティア」のプログラムとしてメンバーを募集。当日は、12名の学生が立教チームのボランティアとして大会運営をサポートしました!
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当日プログラム
「スポーツの集い」は、以下のようなプログラムで行われました。
順位を競う種目だけでなく、ボランティアも含めてみんなで参加し、楽しむものもありました。
1.開会式
・盆パラビクス
2.競技・アトラクション(午前)
・玉入れ
・アトラクション(演奏・チアダンスなど)
・100m競走
3.競技(午後)
・30m競争
・リレー
・つなひき
・大玉送り
4.閉会式
立教チームの活動
立教チームのメンバーは、「編成誘導」「フロアー係」などの役割を担当し、選手や競技運営のサポートを行いました。
「編成誘導係」の活動
「編成誘導係」を担当した学生たちは、プラカードをもって各種目の出場選手を招集場所で編成、その後、競技開始場所まで誘導しました。
どのタイミングで選手を招集すれば良いのか、自分たちがどの場所に歩いていけばいいのかなど、不安なことや疑問もたくさんありましたが、立教チームのメンバーや他のボランティアの方々と情報交換をしながら、協力しあって活動していました。
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「フロアー係」の活動
「フロアー係」の学生たちは、競技サポートや競技中の安全確保、退場誘導などを行いました。
競技によってサポート方法や関わり方は異なりますが、「100m競争」「30m競争」「リレー」などの走競技では、主に、コース上に立ってコースアウトや接触がないように見守ったり、出発場所までの誘導や仕切り直し時の補助をしたりしていました。
出場選手とコミュニケーションをとる場面も多く、自分の伝えたいことがなかなか相手に伝わらないこともあったようで、それぞれ自分なりに試行錯誤している姿も印象的でした。
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ボランティアも一緒に!
綱引きには、人数調整のために数人の学生が参戦!
出場選手や中学生ボランティアと一緒に、思いっきり綱引きを楽しんでいました。出場選手たちがスポーツを楽しんでいる様子をずっと見ていたので、自分たちもやりたい!と、うずうずしていたようです。
最後の競技である「大玉送り」は、ボランティアの学生たちも全員参戦。「自分たちが足を引っ張ってしまうかも」と不安になったり、中学生のパワーに圧倒されたりしながらも、みんな楽しんでいました。
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参加学生の声(原文ママ)
まだ対面ではなく一部オンラインがある中ではあったが、直接会場でボランティアをさせていただき、障害の有無に関係なく一体感を感じながら楽しむことができた。 会場が一丸となり皆が笑顔で参加していた事が、特に印象に残った。
また、普段それぞれ面識がないにもかかわらず、他の施設の選手同士がお話をしている場面があり、スポーツだからこそコミュニケーションが取りやすい空間だと感じた。
ボランティアと言うと何か役に立つことをしなければならないと思っていました。しかし、参加者の皆様と競技に参加して、その場にいる全員が笑顔になっていたことに気づき、一緒に楽しむこと、共に時間を過ごすこともボランティアの一部だということを学びました。これは実際に体験したからこそ気づけたと思います。
ボランティアの人とそのサポートを受ける人はあくまでサポートをする、されるという関係、というイメージが強かったので、「一緒に」楽しんで活動できるという点で捉え方が変わりました。
ボランティアはまだ二回目であるが、同じ立教チームとして活動していると、仲間意識みたいなものが芽生えた。普段他学年他学部とはあまり関わらないが、ボランティア活動を通じて様々なお話が出来たのは楽しかった。
ボランティアは一人でできるものだと思っていたが、チームや他の方々、選手とも協力して行うものなのだと感じた。
本当に楽しかったし、これからも時間のある時にボランティアしてみようと思いました。 これまでアルバイトやインターンなど、有償のものばかりやっていたこともあり、何事にも優劣をつけられるものだと思っていました。 今回、ボランティアは自分の体や気遣いだけでヒトの心に触れ、こんなにも喜んでもらえるんだなと気づかされました。
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