ゲームマーケットチャレンジガチャ

詳細をまとめました!

皆さんこんにちは! 四等星というサークルでゲームを作っているりかちと申します。普段は主にトランプのゲームを創作しております。
本日は昨年に引き続き、Board Game Design Advent Calenderに参加させていただきます。ちなみに昨年のnoteで触れていた作りかけのゲームですが

まだ完成していません。

今日は別の話題です。テーマは「ゲームマーケットチャレンジガチャ」
企画自体や企画の趣旨、裏テーマなど、少しでも賛同、共感、感心いただけますと幸いです。

何をしようとしているの? ~今回の企画~

「ゲームマーケットチャレンジ」とはゲームマーケット主催のアークライト様の呼びかけで「皆で同じフォーマットでゲームを作ろうぜ」という企画です。

今回のゲームマーケットチャレンジの概要は「32枚以下のカードのみでミニマルなゲーム」というものでした。

そ こ で 

2023春のゲームマーケットで「ゲームマーケットチャレンジガチャ」の頒布をしたいと考えています。
多種多様なゲームマーケットチャレンジ作品を用意して、一定の値段で、お客さんが中身を選べない状態で売る。いろいろなゲームを集めて遊んで楽しい!
そんなことがしたいなあと考えています。

何をすればいいの? ~お願いしたいこと~

私も言い出しっぺとして責任をもって5~10個くらいゲームを作ろうと思っているのですが、せっかくガチャをするからにはゲームの種類が欲しい。
そこで、ゲームデザイナーの皆さんにもぜひゲームを作ってゲームマーケットガチャにゲームを寄贈していただきたいと思います。
ガチャの金額の8割くらいで仕入れさせていただきたい。どうですかね。詳細は来年に発表します。

何がしたいの? ~企画の趣旨~

突然ですが皆さんは今年1年間でいくつゲームを作りましたか。
私は前述のとおり、昨年末に完成が見えてきたゲームがまだ完成していません。
一方でゲームのアイディアだけはいろいろと考えていて、試しに自分のTwitterアカウントで「ゲーム案」で検索をかけたら2022年のツイートで8件ヒットしました。

ゲームを

まとめるのが

下手!

ゲームが完成しない。なんか違う気がするんだよなあ。そんなボードゲーム制作イップス、略してボイップスに悩んでいたときにこの企画が脳内に降りてきました。
いつだってアイディアは突然降ってきます。私は降ってきたアイディアの奴隷なので、アイディアには逆らえないのです。どうするか。思い付きは発表するに限る。

「粗製乱造しよう」

ゲームマーケットチャレンジにかこつけて大量のゲームを制作し、ゲーム作りの勘を取り戻したい。そんな身勝手な理由で今回の企画を立ち上げました。

何を考えているの? ~裏テーマ~

そんなわけで今回の企画の趣旨は「いろいろなゲームが作りたい」というものでした。ではゲームはどうやって作るのでしょうか。
ゲームの根幹をなすアイディアは必要な気がします。ゲームの面白さの源となるアイディア。何か欲しいですよね。
では、アイディアがあればゲームは作れるのでしょうか。
私は、どんなにミニマルなゲームでもそのゲームの成立には2つのアイディアが必要だと考えています。
メインのアイディアとそれを引き立たせるサブのアイディアという2つの場合もあれば、互いに影響しあう2大アイディアという場合もあるでしょう。

先日、仲良シふれんずというゲームを遊びました。今年遊んだトリテの中で間違いなく最高のトリテです。

ディスカードが失点となるシンプルなトリテなのですが、3,6,9,12は仲良しカードといって友達(違うスートの低ランク札)を追加でつけられるというルールでした。このルールの効能は様々ありますが、まず重要なのがディスカードが出にくい序盤からゲームが動くようになり自然と緊張感が高まるという点。

ゲーム作りとはまさしく「仲良しカード」の発明に他なりません。
2アイディアによるゲーム制作。2アイディアでまとめる練習として、32枚のカードのみ、プレイ時間15分というのはうってつけだと思います。

気軽にゲームをつくりましょう。たまに傑作が生まれると思います。
傑作の割合が徐々に増えていけば最高です。

何か例はあるの? ~ゲームを作ってみた~

タイトル「フロンティアシティ」
新大陸に移民を派遣して都市を発展させ、得点を稼ぐゲームです。

内容物
移民カード32枚。各カードには2~4つのアイコンが書かれています。

ゲームの準備
各プレイヤーに移民カードを6枚ずつ配ります。

ゲームの進行
6ラウンドで6枚のカードをすべて場に出したら得点計算です。カードはすべて表向きに、各プレイヤー同時に場に出します。場に出すカードを選んだら裏向きに伏せて置き、全員がカードを伏せたら表向きに公開しましょう。
1ラウンド目:自分の場に好きなカードを出します。
2ラウンド目:左隣のプレイヤーの場に好きなカードを出します。
3ラウンド目:右隣のプレイヤーの場に好きなカードを出します。
4ラウンド目:左隣のプレイヤーの場に好きなカードを出します。
5ラウンド目:右隣のプレイヤーの場に好きなカードを出します。
6ラウンド目:自分の場に手札の最後の1枚を出します。
5,6ラウンド目は同時に行ってしまって構いません。

ゲームの終了と得点計算
6枚のカードを出し切ったらゲームの終了です。各アイコンごとに得点を計算し、合計点が最も高いプレイヤーの勝利です。

得点計算は以下の通り

農民(緑のアイコン)
農民自体は点数を生みません。ただし、自分の農民以外のアイコンの総数に対して農民のアイコンの数が不足している場合、不足しているアイコンの数の分だけマイナス点となります。
貴族(紫のアイコン)
貴族アイコン1つにつき2点を得ます
兵士(赤のアイコン)
兵士アイコン1つにつき1点を得ます。
兵士アイコンの数が最多のプレイヤー全員は追加で3点を得ます。
兵士アイコンの数が最少のプレイヤー全員は兵士アイコンの得点を得られず、さらにマイナス3点の失点となります。
学者(青のアイコン)
数学・博物学・化学・薬学・天文学の5種類のアイコンがあります。自分が持っているアイコンの数に応じて以下の得点を得ます。
アイコンの種類0/1/2/3/4/5 → 得点-3/0/1/2/4/8
神職(黄のアイコン)
自分が持っている神職アイコンの数に応じて得点を得ます。ただし、得られる得点は自分が持っているアイコンの種類(色)の数までです。
アイコンの数0/1/2/3/4/5/6 → 得点ー3/0/1/3/5/8/12
災い(黒のアイコン)
災いアイコンの数に応じてマイナス点を得ます。
アイコンの数0/1/2/3/4/5/6 → 失点0/ー1/ー3/ー6/ー10/ー15/ー21

カードリスト
にゃーん


ルールは仮のものです。
ドラフトって相手のカットまでなかなか気が回らないので、いっそ他人のカードも選んであげることにしたらいいのではないかと考えて作りました。
もっと失点のルールを増やして「悪意を持ってカードを選んであげる」という展開が増えると楽しそうな気もします。その場合は「このままでは失点だが今後のカードの組み合わせ次第ではプラスに転じる可能性がある」という構造になっていると萎えずに頑張れそうです。

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