2024年を、いい1年たらしめてくれたものたち
気づけば今年が終わろうとしている。育児に明け暮れてはいたものの、いい1年だった。せっかくなので、2024年をいい1年たらしめてくれたものをまとめてみる。
仕事
育休中の身なので副業という形で、育児の合間を縫ってできる範囲でお仕事をさせてもらった。ディレクションとライティングの2軸。1社は産前から細々とお世話になっていて、娘が生後8ヶ月になる5月から2社とのお取り引きを開始した。長らく眠っていた脳みそを叩き起こして取り組む仕事は、刺激的でおもしろく、とてもやりがいがある。社会とつながることで、生きている心地が久しぶりにした。
特にディレクションの仕事では、ありがたいことに全幅の信頼を置いていただいて、さまざまな企画を実現させてもらった。初めての挑戦も多く、まだまだ価値を返しきれていないけれど、来年もがっつり関わってもっともっとお役に立ちたいと思っている。ママという視点も生かせるし、ほんとうにいいご縁に恵まれた。
引っ越し
9月に案が急浮上し、11月に決行した。来年に控えた第二子出産に向けて、「現状維持ではやっていけない」という焦りが積もっての決断だった。その決断に至るまでに夫と険悪なムードになったりしたけれど、結果的には家族みんなにとって最善の選択ができたと思う。子育てがしやすく、夫の通勤時間も劇的に短縮され、わたしの心にはゆとりができた。
以前の家よりも家賃は2万ほど上がったうえ初期費用に100万以上かかり、都心からもまあまあ離れたものの、部屋の広さやマンションの付帯設備、周辺のスーパーや公園、自然などの環境のよさを考えるとプラマイプラス10000点。引っ越してよかった。そう事あるごとに思う。
旅行
もともと2〜3ヶ月に1回は旅行に行かないと気が済まないわたしだが、子連れ旅行はどう考えてもハードルが高い。赤子を連れてのちょっとした外出すらドキドキして億劫になり、引きこもりがちになっていた。それでもやっぱり、わたしは旅に癒しを求めたのだった。慣れももちろんあるが、娘が大きくなるに連れて少しずつ心身の負担が減り、今では来年二人目が生まれてからの旅行を企てる余裕も出てきた。振り返ると結構いろんなところに行っていたので書き残しておこう。
2月 京都(娘5ヶ月)
4月 福井(娘7ヶ月)
5月 佐賀、箱根・小田原(娘8ヶ月)
7月 富山(娘10ヶ月)
9月 韓国(友人と現地集合・解散の一人旅)
10月 高知(娘1歳1ヶ月)
12月 佐賀(予定、娘1歳3ヶ月)
子連れ旅ならではの大変さも含めて、どれもこれもほんとうにいい思い出だ。個人的には高知が最高だった!子どもが大きくなったらまた行きたいな。
ドラマ
家にいる時間が長いので、ドラマをたくさん観た。特にNHKドラマにハマり、オンデマンドにも加入して過去の大河や朝ドラを一気見していた。歴史はてんでだめだが、時代劇の魅力を知れたのが大きな前進。なかでも特に好きだったものを記録しておく。
・舟を編む 〜私、辞書つくります〜(NHK)
・仮想儀礼(NHK)
・あさが来た(NHK)
・3000万(NHK)
・坂の上の雲(NHK)
・地面師たち(Netflix)
・殺し屋たちの店(ディズニー+)
ベストオブベストは、悩むけど『3000万』かなあ。細かいことは置いておいて、とにかく引き込まれた。次回がこんなにも待ち遠しくなったのは久々かも。
おまけ① おかあさんといっしょ
9月頃から恐る恐る視聴を開始した『おかあさんといっしょ』には大変お世話になった。娘が音楽やダンスを楽しんでくれるようになっただけでなく、わたし自身もおにいさんおねえさんたちの笑顔に救われたのだった。今では、わたしと娘の狭い狭いコミュニティに彼ら彼女らもしっかり入り込んでいる。もうおかいつなしの生活には戻れない。
おまけ② くるみパン
産後のホルモンの影響なのか、甘いもの中毒になって毎日何かしらお菓子を食べていた。それが産後半年くらいで落ち着くと、今度はパンにハマった。特にくるみパン。ノーマルなザ・くるみパンも好きだけど、食パンやカンパーニュにくるみが入っているものも大好きで、パン屋があるととりあえず探してしまう。スーパーでパスコのくるみブレッドが20%引きになっていると必ず買って冷凍庫にストックする。今の一番のお気に入りは、ポンパドウルのジャンボウォルナッツだ。生地がふんわり甘くて、くるみがゴロゴロ入っていて、耳はしっかり硬く香ばしい。ジャンボという名前に負けぬボリューム感もうれしいポイントだ。大きめの駅に行く予定ができると、ポンパドウルがあるかどうかを一目散にGoogleマップで検索する癖までついた。ああ、食べたい。しばらくはこのくるみパン中毒から抜け出せなさそうだ。
こうして振り返ると、子育てをしながらも機嫌よく過ごせる工夫が自分なりにできていたように思う。来年は年子育児(夫の育休後はワンオペに、、)となりさらに自分の時間が取れなくなることは必至だが、そのなかでいかに楽しみを見つけられるかが大事になってくるだろう。心をヘルシーに保っていきたい。