映像の月/8月

本記事では今月鑑賞した映像作品の感想を書いていく。タイトル負けしているけど気にしない。思いついてしまったものを使わないということができないタチなので。メジャー作品は残念ながら挙がらない。そういうのは既にいくらでも世の中に溢れているだろうしわざわざ筆者に求める人もいないだろうが。


ゾンビ・サファリパーク

ゾンビ映画。サメ映画と双璧をなすB級映画ジャンルの頂。
本作もサムネイルからわかる通り某有名恐竜映画のパロディである。ストーリーもその通りなため詳細は割愛。

本作はB級映画ではあるがC級ではないと思った。伏線回収やゾンビのメイクがしっかりしている。説明不足な部分もあるにはあるが、あまりチャチさは感じなかった。A-に近い部類だろう。

筆者は本作を友人と一緒に鑑賞したのだが、その見方が良いと思われる。パニックものなので複数人でワイワイしながら楽しむのに向いているだろう。

次はよりB級度合いの高い作品にもチャレンジしたい。


余談だが日本語版の予告動画が作り込まれていて感心したため、こちらだけでも観てほしい。正直これを見れば概ね本作を見たようなものではある。



DOCTOR WHO "THE MIND ROBBER"

定期的にnoteにも顔を出すDoctor Whoの中の1エピソード群。
およそ半世紀前にテレビ放送された作品である。残念ながら日本語吹き替え/字幕はなし。ただし有志が作成したスクリプトは用意されているため翻訳にかけることで日本語字幕を作成することは可能。

本作は長編シリーズの中の一部ではあるが、日本語Wikipediaを一読して得られる程度の前提知識があれば十分に楽しめる作品である。1960年代の「未来」のイメージやドラマ制作・構成がどうなっているのかを学ぶことができ、単純なエンターテインメント以上に学びを得られた作品であった。



RAMEKIN

度肝を抜かれた作品。

語るべきことは既に出し尽くしてしまったため、リンク紹介程度に留めておく。本作はゾンビ・サファリパークの直後に鑑賞したのだが、順番が逆だったらゾンビ・サファリパークはリタイアしていたかもしれないと感じた程度にハマった作品である。


Rehearsals

RAMEKINの監督の作品である。公開順でいえばこちらが先。
センシティブなシーンがあるため、リンクの通り年齢制限が設定されている。より人を選ぶ作品ではある。

本作は女優志望のニューヨーカーたちの日常を繋ぎ合わせている作品である。ストーリーに大きな起伏はなく、それぞれのニューヨーカーが関わりあうわけでもなく、つまるところ個々人の日常の「コラージュ」を集めた作品というイメージが適切だろう。

RAMEKINが「情緒に訴えかけてくるホラー」だとするならば、本作は「情緒への訴えかけに全振りした群像劇」というところだろうか。淡々と送られる日常風景に対して哀愁を感じてしまう。監督のCody Clarke氏はどうも情緒に訴えかけるような撮影が上手なようである。いわゆる「エモい」作品が好きな人に進めたい作品である。会話部分がほぼ皆無なため、英語が苦手でも問題なく楽しめるだろう。

他にも同氏の"THE DVD"という作品にもトライしているところだが、英語での会話が多い形式のため難航している。今のところこちらの作品はホラー寄りの作品という感触を抱いている。



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今月は色々な映像作品に触れることができた。しかも今まであまり観てこなかったジャンルの作品が多く、とても勉強になった。
鑑賞作品がまたまとまった頃に本シリーズの続編が出るのだろう。記事シリーズばかり増えてそれぞれの記事数が少ないのもどうかと思いつつ、一本で終わらなければよいことにする。次回を楽しみにしよう。

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