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「恥ずかしい」を捨て去らないと成長しない
このnoteは、社内の全メンバー(社員・アルバイト・業務委託等の雇用契約に関係なく)へ伝えているメッセージです。
このメッセージを週末に送り、週明けの全体MTGで話をしています。
備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。
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本文は以下より。
2024年11月9日現在、正社員16名、アルバイト6名、インターン3名、業務委託エンジニア3名、業務委託マーケ1名、役員2名、合計31名。
2023年11月は正社員13名でしたので、人数としては3名増えました。当時の2名は退職しているので、そこから考えると5名が新しくジョインしてくれた形となります。
それ以外にアルバイトもインターンも業務委託のメンバーもそれぞれ増えました。
率直に嬉しいですし、ワクワクしますし、当然ながら責任も感じます。
時折、採用面談で離職率を聞かれることがありますが、あまり意識したことがないので今もわからないですし、おそらくパーセンテージが高過ぎて数値化したら引くのではないかと思っています。
個人的には離職率ゼロ%って良い会社なのかな?と、素朴な疑問を抱くことはあります。
退職していったメンバーがなぜ退職したのかは分かりません。改善しなくてはいけないことはしたいと思っていますが、本質的なところはこれからも変えないつもりです。
本質的というのは、会社の考えや方向性。
もちろん途中で変わることはありますが、ミッション・ビジョン・バリューが該当しますし、20人で10億/2億の会社にするんだという方向性も該当します。
なので、採用活動でのミスマッチをどう防ぐかが大事なのですが、正直こればっかりは一緒に働いてみないとわからないです。
みなさんもわかる通り、なぜか外からはキラキラ見えるのが会社ですよね。
だから、私はSNSやnoteを続けています。
残念ながら?私のことを軽く調べてもらうだけでもキラキラには見えないと思うので、こんな社長無理だわ。と思ってもらえたらラッキーです。
20名で10億/2億を実現したい私にとっては、20名までは残り4名なのですが、人数が増えれば売上も利益も上がるわけではないので、ここからの採用はさらに慎重にならないといけないかなと思っています。
どんな4名がこの先入社してくれるのかは楽しみでしかないですし、今のメンバーがキャリアアップや独立で退職することだってあります。
会社というのは、常に出たり入ったりを繰り返して大きくなっていく生き物なのだと捉えています。
だから離職率が低いことには興味がないです。
その上で、5年後も10年後も一緒に仕事ができたら純粋に嬉しいなというのは本音です。
さてさて、今回はどんなことを伝えようかなと考えていたのですが、社員数だけでも15名を超え、アルバイトさん、業務委託さん、役員を含めると30名を超えた組織になってきた今、学習(教育)について考えたいなと思っています。
「アンラーニング」なんていう言葉が世の中的には浸透してきた感じがしますが、学ぶことを個人や組織としてどう捉えるか。
マリフェス(総会)でも宣言した通り、会社としては個々の能力アップに投資すると決めましたが、いまいち踏み込めていない自分もいます。
これを読んでいるみなさんはどうでしょうか。
しっかり学習できていますか。会社として、チームとしてもっと投資してほしいことはないですか。
もちろん、学習というのは単に教材を買って勉強することばかりではないです。
交流会など外に出向くことや、社内の誰かから教えてもらうことも含めてです。
どうでしょうか。
自分の課題をしっかり洗い出し、能力アップに向けて動けていますか。
私は私で、ここ最近、マリサのメンバーの学習や研修などについて考え続けているのですが、一定の結論が出ました。
なぜ、社内で学習や研修などの教育が浸透しないのか。
一つは強制しないから。
会社やチームとして、絶対にこれは勉強しなさい。資格を取りなさいというものがないこと。
これは決めてしまえば動き出せるので、ITパスポートという資格は必ず取得するという方向で考えても良いかなと思っています。
加えて、現在各チームのリーダーには、この強制させる教育に関して改めて意見を求めています。
以前、リーダーから各自に対してこれを学びなさい(主にストアカを利用して)という時期がありましたよね。やはりそれらが必要なのではないか?を問い直しています。
リーダーのみなさま、見解が出ましたらぜひ教えてください。
そして、もう一つ。
私はこれが一番のボトルネックだと捉えていることがあります。
「恥ずかしい」という感情です。
知らないことを露呈(晒されて)してしまうこと。
これが怖いんです。
人は、恥をかくことがとにもかくにも怖いんです。
私だって、怖いです。
この感情には「バカにされる(されたくない)」「評価が下がる(下げたくない)」というものがあるのかもしれません。
あなたが知らないことを恥ずかしいと思うのはあなただけで、誰も気にしていないことにもっと気がついた方が良いとは思うのですが、感情としてそう簡単にはいかない。
もしくは、真剣に取り組んでいる人のことをバカにする、茶化す文化がマリサには少なからず根付いてしまっているのかもしれません。そうだとすると、最悪ですね。
念の為、強く宣言しておきますが、私としてはそういったことを絶対にしたくないと思っています。
アホなことでも真剣にやれる組織、メンバーにしたいと思っているので、能力が低くても、学力がなくても、なにかに真剣な人間を嘲笑うことは本気でしたくないと思っています。
真剣な人間がバカを見て、大してなにもチャレンジもせず対岸にいる人間の権利や主張が通る会社には絶対にしたくありません。
でも、なにかの流れの時に、茶化して笑いを取るみたいなことはゼロではないかもしれません。
そういったことの積み重ねで全体を萎縮させてしまっているのなら良くないと思います。
一方で、年齢を重ねる、社歴が長くなる、役職者になるというようにそれなりに長期間同じ組織に属していることで「知らない」と言えなくなるのかもしれません。
そういう人は、知らない、教えて欲しいと言えないですし、他の人たちにも調べなさい、勉強しなさいと言えないんですよね。
逆に言うと、平穏な関係性を保つことができます。
指摘されることのない、当たり障りのない平穏な関係。
そんな環境であなたは本当に成長しますか?
少なからず、今の自分にはこんなことが足りないなと思ったり、チームのメンバーや後輩に身につけてほしい知識や能力はあるのではないかと思います。
不動産を知らない、ウェブがわからない、マーケがわからない、マネジメントがわからない、エンジニア・非エンジニアで考えが異なる
みたいなことって消えては浮上してを繰り返している気がするんですよね。
もっとシンプルにすると、他人に本を読めと言えないのは、自分が読んでないから。みたいな話なのかもしれません。
でも、本当にそんなことをしていたら、ろくなおじさん、おばさんにならないですし、会社の長である私の判断は、もっと他に優秀な人を採用して会社を成長させる。ということにしかなりません。
会社だけのことを考えたら悪くはないですけど、私としては嫌ですよね。今、働いているみんなとのし上がっていきたいのだから、それはあまり本望ではありません。
それでも会社はあなたのためにあるのではなく、生き残るためにあるので背に腹はかえられません。そこは十分に理解してもらった方が良いです。
だからこそ、このタイミングで学ぶということについて、真剣に考えてほしいんです。
口を開けて待っていてもなにも得られないから。
例えば、私はこんなふうに考えます。
ストアカ(https://www.street-academy.com/)などの外部の学習サービスでも、不動産を学ぶことは可能ではないのか。
勉強のために訪問査定に付いて行っても良いかまでを不動産会社さんに言及したことのある人間はいるのか。
外部講習でウェブディレクションはいくらでも学べるのではないか。
これらは一例ですが、なにかにつけて、私は知らない、もっと知りたいなど学習や研修については話題が挙がるけれど、我々は本当にあらゆる手を尽くしているのか。
青い鳥症候群になっていないか。
みんなで考えて手を打とうとしているのか。
考えていても行動しないのは考えてないのと同じだと思います。
・知らないことは知らないと言える会社
・真剣に勉強していても覚えが悪かったり、結果が出ない人をバカにしない会社
・学ぶということに対して貪欲であり続けるメンバーのいる会社
みんなで一緒に上を向ける会社にしたいと思っています。
これから先、20名で10億/2億を達成しながら、もっともっと中身も優秀な会社にしていけたら嬉しいです。
まだまだ会社としても定まっていない部分が多いので、ぜひみんなの真剣な意見をチーム内でもぶつけてください。
そして、常に成長を求め続けられる組織、成長し続けられる会社にみんなでしていきましょう。
11月も1/3が終了します。今週もよろしくお願いします。
昨年の同時期に共有したのはこちら。参考までに。