このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。
備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。
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本文は以下より。
本日は「パーソルさん」
現在、マリサではパーソルさん(DODA)の人材紹介型の求人サービス(エージェントからご紹介いただくもの)と、スカウトを求職者へこちらから送るサービスの二種類を利用しています。※ネオキャリアさんの紹介型も利用させていただいています。
スカウトを送るサービスの担当者さんと話しているうちにハッとさせられたことがあったので、本日は共有できればと思います。
前提として「人材紹介」型の求人サービスは採用が決まった場合、年収の35%程度報酬を支払います。その代わり初期費用や月額の費用はかかりません。
「スカウト」型のサービスは、5万円の月額が発生するものの採用が決まった場合は15%と料率が低いです。
なので、スカウト型で早く決定できればコストは抑えることができます。
初回のキックオフから始まり、先週3度目の打ち合わせを行いました。
2度目から軽く違和感(いい意味)を覚えていたのですが、前回の打ち合わせで気がつきました。
この人、本気の本気で採用しようと考えて動いてくれているのだな。と。
以前、他社さんのスカウトサービスを利用していましたが、タイミングが来てしまったから定例をしているくらいの感じで具体的なアドバイスは少なく、とにかく諦めずにスカウトを打ち続けてみましょう。と、こちらの心が折れないようにしてくれるくらいの感じでした。それでも親身に考えてくれている感じはあって、特段評価が低かったわけではありません。
こちらの採用のことで、こちらがスカウトを送る立場なので当たり前のことだと思います。こちらにやる気がなければなにも進まないのですから。
今回のケースで言うと、エージェントから紹介を受ける方法では未経験者を歓迎し、書類選考をせずに面談を確約していることもあって、コストは高いにしても紹介型の方が求職者の方と会える数が多い状態です。ということもありスカウト型に関しては通常の採用だとリーチしにくい「不動産仲介経験者」にフォーカスをしています。
想像通りではありましたが、こういう人!とペルソナを立てて絞り込むとスカウトの送れる数が圧倒的に少ない。
要するに、ラッキーでいいから引っかかってくれたらというくらいの感じで利用したのが本音です。
なので、私としては紹介型が優先で、スカウト型は補助くらいのつもりでしたが担当してくれている人の意気込みは違いました。
もちろんその背景は担当の方にも伝えていましたが、求人票の内容やスカウト文面の内容への指摘はもちろんのこと、文章丸々考え直して送ってくれたり、いつまでに何人に送るかのコミット数字の設定、極め付けは「忙しいのであれば、今ここで一人ひとりの経歴を見ながらスカウトの送信まで一緒にやりましょう」という声がけまで。
担当の人は温厚で丁寧なのですが、内容に目を向けると社内の人事担当くらいに数値の見える化と期限のコミットに厳しい人です。
当たり前のことを当たり前にやる。なかなかそれを継続できないのがわかっているから、私がいるんです。と言わんばかりの感じです。
仕事だから当たり前だと思うかもしれませんが、お金をいただいている相手が忙しそうだったら怯んでしまったり、「なにか困ったことがあれば言ってくださいね」止まりになったり、なんならメールだけでコミュニケーション取ろうとしたりしてしまうと思うんですよね。
だって、言い訳ならいくらでもできるし、あえて触れなくても月額は課金される。それに、担当として売上を上げる対象を考えたらマリサは小さ過ぎるから。
10人も20人も採用を考えている企業なら、採用で報酬も発生するし、スカウトの通数も増やして売上にもなると思いますが今回のマリサは2名程度の採用イメージです。
まったく大型の顧客ではない。
それでも、担当の人は、優しい口調で詰めてくるわけです。
できる?できない?できないならなんで?どうしたらできる?今一緒にやる?みたいな感じです。(言い方はとてつもなく柔らかいのだけど)
今回の話はここからが本題かもしれません。
我々は、提供してお金をいただいているサービスのその後までを本気で見届けようとしているのか。
顧客のご担当者様を詰めてしまうくらい、一緒に数字を追いかけるようなことをする気持ちがあるのか。
一括査定、FDC、ロボ査定、データ提供といろんなサービスでお金をいただいていますが、それらを活用して顧客は儲かっているのか、売上や利益やコスト削減に繋がっているのか、繋がっているとしたらどこがいいのか、繋がっていないとしたらなにがいけないのか。
最近、「媒介率」という言葉を聞いたことがありますか。意識していますか。
我々の顧客はどの程度の媒介率なのか、どのくらいの媒介率を目指しているのか、我々がご送客したお客様は一年間でどのくらい売却活動に至っているのか。
この辺りの発表数字はしっかり追えていますか。この結果に誰も悔しい感情を抱きませんか。
FDCを使ってくれている顧客が、FDCを利用してからどのくらい物件を買えるようになったのか、どのくらい業務が効率化されたのか、はたまたしてないのか。
ロボ査定を使うことによって、一括査定の流れが今までとなにが変わったのか、お客様とのコミュニケーションにどんな変化が起こっているのか、媒介は取れているのか、いないのか。
データ提供させていただいた顧客はそれを基になにが変わったのか変わってないのか。儲かったのかどうか。
そして我々のサービスを利用していただいている結果を数値化するとどんな数値になるのか?顧客満足度?業務の効率時間の短縮度合い?今まで買えた(預かった)物件の総額?
我々は売上や顧客数以外になんの数値にコミットしていくべきなのか。
「採用」サービスとは異なるものというのは十分に理解しています。
それでも顧客は、我々のサービスを使っていただくことでどんな体験をしているのだろうと考えるべきです。
サービスを導入していただくことで顧客とともにどこのゴールに向かっていて、そのゴールに一歩でも近づいているのだろうか。そんなことを考えているでしょうか。
(戦略支援はCS活動をしているので、解像度が高いかもしれません。ぜひ教えてください)
聞いたら悪い結果が返ってくるかもしれない。だから触れないようにしよう。
気持ちはわかります。でもそんなことをしていても根本的な解決どころか、会社が後退していく未来しか見えませんよね。
リード数、アクセス数、売上、利益を気にすることは大事なことです。それがなければ、我々はご飯を食べることができない。
でも、我々は誰からお金をいただいているのだろうか。
今回、みんなを問い詰めたくて書いているのではなくて、パーソルさんのサポートを受けながら素晴らしいなと思うと同時にまずいなとも思ったから書いています。
一緒に考えてほしいのです。
こんなに小さな顧客にここまでしているパーソルさん(担当者さん)がいるということは、我々の同業でも同じようなことをして評価をされて新しいサービスを展開している企業が必ずあるだろう。と。
社員15名、アルバイト7名、業務委託3名で2000社近い顧客すべてを丁寧に対応することは不可能です。
わかっています。
むしろ奇跡に近い会社やサービスを運営していると思います。
もちろん単なる奇跡ではなく、奇跡を起こしているのは働いているみなさんです。
なんとかより多くの顧客と接点を持ち続けようと、出張、セミナー、データを活用したメールを送信、ZEROを発行、YouTubeなどを通常の業務とは別に展開しています。
起こるべくして奇跡は起こっています。
それでももっと顧客の奥深くまで触れることはできるのではないか。
ゴール設定を一緒にすることはできるのではないか。
ちゃんと活用できていない顧客に、活用しないとダメですと伝えることができるのではないか。
そんなことを考えてほしいなと思いました。
もっともっとなくてはならない良いサービスをみんなで実現していきましょう。
9月1週目、お疲れ様でした。早いね。
一年は52週です。その1週が終わりました。1/52 = 1.9%経過。
52打席中の1打席。どんな1打席になっただろう。
人生も仕事もこれの繰り返し。
この1打席をどう感じ、どう生かすか。
第15期、マリサもみんなも劇的な変化を遂げる一年にしていこう。
昨年の同時期に書いた内容はこちら
参考までに。