困った時の判断基準
こんばんは!
コンパス訪問看護郡山安積の柿内です。
寒さにめっぽう弱いです。
夏生まれということもあってか、冬より断然夏が大好き。
夏真っ只中の暑さも、お盆を過ぎるとすぐ秋の匂いが漂う、あのなんともいえない心がぎゅっとなる感覚も昔から好きです。
さて、1週間ぶりの投稿です。
タイトルの写真は何だと思いますか?
そうです、電球です。
「なんか雰囲気いい感じの写真だからただ載せた?」わけでもこのブログにシャレ感を出そうとしているわけでもありません笑
この写真は、訪問先の利用者様宅の電球の写真なんです。
ある日リハビリで訪問した時、リハビリ中に利用者様の奥さんから
「電球が切れちゃったけど高い場所で交換できないんだよねぇ〜」
というお話を伺いました。
そこで、「こちらで交換しますよ!」と提案するととても喜んでくださって、次の利用日には新しい電球を用意してくださっていたんです。
旦那さんの40分間のリハビリを終えて、さて電球交換しようかなと廊下へ出ると
奥さんがウキウキしながらハシゴを設置してくれてました!
事前に上司からこのお宅の電球カバーの取り外しやはめ込み方など教えてもらっていたので5分もかからず終了。
すると
「2階も電球切れてて、、、新しいの一応あるんだけど、、、」
と奥さん。
次の訪問まで15分と時間ギリギリだったけど
「やって行きますよ!」
と返事して、いざ2階へ上がってみると
なんと既に足台がセットされておりました笑
思わず笑ってしまいましたが、、、
そう、僕が訪問へ来る前から、奥さんは2階へ既に足台を用意して待っていてくれていたんです。
この光景を見た時に、
「あ〜期待して待ってくれていたんだなぁ〜」
と嬉しい気持ちもありながら、
「もし一階の交換だけやって、時間がないから次回にと断っていたら、奥さんの期待裏切ってたなぁ」
と思ったんです。
正直、2階の交換もお願いされた時ちょっと迷った自分もいました。
次の訪問間に合わなかったらどうしよう、とか、迷惑かけちゃうかなぁ、でも奥さん困ってるしなぁ、とか。
そういう判断に迷ったとき、僕たちコンパスは理念や大切にしている価値観に立ち返るんです。
我々の理念は
「敬護」
=人生の大先輩者を敬って護ること。
「自分の大切な家族だったとしたら、どんな行動が笑顔や喜びに繋がるか?」
が判断基準。
奥さんめちゃめちゃ喜んでくれました。
「ほんと助かった〜ありがとうございます〜!」
「こういう手の届かないところやってもらえるのありがたい〜!」
「頼れる人近くにいて助かる〜!」
と。
次の訪問も何とか間に合いました。
結果として、やってよかった。
これに尽きます。
目の前の満面の笑みを見たら、こっちも嬉しくなりました。
高齢者の皆さんにとって、電球交換に限らず今まで何気なく出来ていたことが出来なくて困っていること、日常にたくさんあります。
訪問で自宅に上がるからこそ見える問題、悩みがあります。
僕は訪問看護、リハビリスタッフとして自宅に上がらせていただき、サービス提供を行う。
これだけが役目だと思っていません。
どんなことでもお役に立ちたい。
もちろん出来ることには限りがあるかもしれませんが、それでも出来る範囲でやれることはやる。
どんなことに困ってるんだろう?
どうすれば喜んでもらえるだろう?
アンテナを張ること、キャッチしていくことの大切さを感じる日々です。
ちなみにこの奥さんにはLINEの使い方をレクチャーしたことも何度かあり、いつも喜んでくださってます笑
何者でもない自分だけど、小さなことでも何でもいいから役に立って笑顔になってもらえるととても嬉しい。
困った時、悩んだ時は自分たちの判断基準をもとに
関わる方々の笑顔をこれからも作っていきます。
明日は今週ラスト。
頑張ろう!
ではまた。
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