第1話 現状の自分を見つめ直す
RIKIだ。
第0話では、世界大会で優勝した結果について記した。
今回からは優勝を勝ち取るために実際に僕が行ったことを伝えていく。
まず、僕が初めに行ったのは、人生3回目の肉体改造だ。
1回目はチアリーディングに本格的にのめり込んだ大学生のとき。
2回目は一度目の世界大会にて世界との差を痛感した2019年から2020年のとき。
そして2022年から2023年にかけての一年間、もう一度僕は自身の肉体をいじめることを決意した。
このときで体重は確か77kgぐらいだった気がする、、、
1回目と2回目についてはまたどこかの機会でお伝えできればなと思う。
今回主に僕が取り組んだ内容は、"筋力の向上"と"体重の増加”だ。
とにかくどれだけ重いものを持ち上げることができるか。
そしてただただ身体を大きくする。
ただ、純粋に、これだけである。
今回はその中でも筋力について触れていこう。
まず一番重量を伸ばしたのが、下半身の筋力だった。
とにかくスクワットを行い、ただひたすらに下半身をいじめ抜いた。
結果から先に伝えると、2022年6月に150kgしか挙げることのできなかったスクワットは、2023年4月、世界大会のある月に200kg挙げることができるようになった。
筋トレを行ったことがある方ならわかると思うが、トレーニング中上級者に値する人間が、10ヶ月間で50kgも重量を伸ばすことはかなり稀である。
有名筋トレYouTuberさんでもこの重量を扱う方はそんなに多くないだろう。
もともと高校時代から下半身はわりと強い部類で、ウェイトトレーニングのときには今より浅かったが、140kgは担いでいたと思う。
ちなみに体重は高校当時57kgしかなかったのだから自分の筋力に驚きだ。笑
ただ遺伝的にも恵まれていたのかもしれないので、その点両親には感謝したい。
重量を伸ばすために一番最初に行ったことが、”フォームの改善”だ。
それまでハイバースクワットといい、一般的に肩と首辺りでバーベルを担ぐフォームでスクワットを行っていた。
ただハイバースクワットの弱点として、重りのベクトルの関係で体幹を地面に対してなるべく垂直に保ちながらしゃがまなければならず、その姿勢で重量を扱うことが困難な点だ。
また専門的な話にはなるが、膝関節の優位性が高くなるため、腿前(大腿四頭筋)への負荷が強くなる。
末端に向けて関節の細い僕にとって、このハイバーでの姿勢はかなり辛く、この先重量を伸ばしていくことが困難のは明白だった。
そこで心機一転、改めて自身のフォームを見直し、ローバースクワットを取り入れることにした。
ローバースクワットとは、肩甲骨付近に付着している僧帽筋の中部にバーベルを乗せたフォームで行うスクワットのことだ。
ローバースクワット最大のメリットは、重りの位置関係からしてハイバースクワットに対して体幹をより前傾できることで、臀部と腿裏(ハムストリングス)の筋群をより動員できる点である。
ただし、肩関節の可動域に制限がある方は、そもそもローバースクワットの姿勢を維持することが難しいため、肩甲帯や肩関節、胸椎付近の柔軟性を出すことが先決である。
このフォームの習得にはわりと時間はかからず、練習して3週間後にはもう150kgは担げるようになってきたと思う。
そして6週間後には面白いことに170kgを挙げることができるようになり、自分天才なんじゃね?とか思い込んでいた。笑
しかし、2ヶ月を過ぎた頃にはそれ以上重量が伸びることは無くなり、フォームの改善だけでは限界を感じるようになった。
そこで僕は、新たなトレーニング法を取り入れることにした。
その内容に関しては、次回詳しく触れるとしよう。
次回予告
意外と知られていない筋力アップのトレーニング方法とは?
RIKI
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