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ヨガ群の方が、ATEC(自閉症治療評価チェックリスト)のスコアが良かった。 #5
レンジャーブーム到来!4才息子(ASD)と1才の娘を子育て中のリケジョママのページにお越しいいただき、ありがとうございます😊
ヨガ・瞑想と発達障害の研究
について、特集しています。
まえがき
ヨガと瞑想の講師であり、研究論文を調べるのが好きなリケジョママが、ヨガ・瞑想と発達障害に関する研究論文を分かりやすく要約してお届けしています。
ヨガや瞑想に関する発達障害への効果は、国内ではいまだ「メンタルの安定に良い」といった一般的な見解が、少し紹介されている程度にとどまります。
しかし、海外文献を読んでみると、ASDやADHD特有の困りごとに幅広く効果があると示唆されています。
一つ一つの文献を紹介していき、ヨガと発達障害に関する文献の図書館のような場所を目指して参ります。
文献を探す時は、こちらから ▼
ASDの子どもがヨガをすると…
さて、本題です。今日ご紹介するのは、イランで行われた研究です。
イランでもヨガって研究されてるんだ。イスラムの国なので意外です。
①対象
7〜15才の知的障害のない自閉症のお子さん11名
②何をしたの?
ヨガ群とコントロール群に分かれ、8週間過ごしてもらった。
ヨガグループに振り分けられた子どもたちだけ、週3回、ヨガレッスンを受講する
③結果は?
コントロール群よりヨガ群の方が、
☑︎ATEC(自閉症治療評価チェックリスト)の「発話/言語/コミュニケーション」以外全ての項目で有位にスコアが良かった。
「有位にスコアが良い」というのは「統計学的に差がついた」という意味です。その差がまぐれではなく意味のあるものだった、という証拠になります。
リケジョママから一言
言語・発話以外のほぼ全ての自閉症の特性について、ヨガをやったグループの方がスコアが良かったという研究でしたね。
ヨガは、毎回、同じ動きを反復するので、次のポーズを予測することが出来ます。
この予測可能性が、ASDの特性を持つ人を支援するにあたって必要不可欠だと書かれていました。なるほどですよね〜💡
ちなみに、この研究で使われているATECという「自閉症治療評価チェックリスト」ですがなんと、アプリで実施可能です。
この記事書くために初めて知ったよ!自閉症児のパパさんが開発してくれたらしい!感謝です💐
5〜12才のお子さんがいらっしゃる方が対象です。
該当年齢のお子さんを育てている方、android端末をお持ちの方(iphoneのAppは見つけられなかったよ😭)、ご興味あったら、ぜひ実施されてみてください ▼
ということで、「発達障害×ヨガ・瞑想」のエビデンスを毎週ご紹介しています。他の論文を探すときは、こちらから ▼
こういった研究結果を元にした
記事執筆などの仕事も請け負っています。
ご興味ある方はこちらをご覧ください ▼
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改めて、
「〇〇が出来ない」「問題のある子」「困った子」
というレッテルを貼られてしまう子が
1人でも減りますように。
このまとめが役に立つことを心より願います。
どうぞよしなに。
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https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1744388117301135
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