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ヨガでADHDの困りごとは改善するのか? #3

バーバパパにどハマり中!3才息子(ASD)と1才の娘を子育て中のリケジョママのページにお越しいいただき、ありがとうございます😊


ヨガ発達障害の研究
について、特集しています。


まえがき

ヨガと瞑想の講師であり、研究論文を調べるのが好きなリケジョママが、ヨガと発達障害に関する研究論文を分かりやすく要約してお届けする新コーナーを開設🎉

ヨガや瞑想に関する発達障害への効果は、国内ではいまだ「メンタルの安定に良い」といった一般的な見解が、少し紹介されている程度にとどまります。

しかし、海外文献を読んでみると、ASDやADHD特有の困りごとに幅広く効果があると示唆されています。

一つ一つの文献を紹介していき、ヨガと発達障害に関する文献の図書館のような場所を目指して参ります。

文献を探す時は、こちらから ▼


ADHDの子どもがヨガをすると…

さて、本題です。今日ご紹介するのは、台湾で行われた研究です。

①対象

ADHDと診断された8〜12才のお子さん50名

ヨガの研究の中では、n数(被験者数)が多いです👍

②何をしたの?

ヨガグループ(25名)とコントロールグループ(25名)に分かれ、8週間過ごしてもらった。

ヨガグループに振り分けられた子どもたちだけ放課後に、週2回40分のヨガレッスンをやってもらった。

対照群が設定されてるいて、ヨガの効果が分かりやすくなっています👍

③結果は?

ヨガグループのみ、

☑︎注意力と瞬発力が試される2つのテストで正答率回答時間改善した

ヨガ群は、視覚テストで3ポイント、
反応テストで13ポイント、正答率が改善している。
ヨガ群は、視覚テストで0.15秒、
反応テストで0.09秒、回答時間が短縮された。


なぜ、ヨガが良いの?

論文の中では、まだ分からないと前置きをした上で、

「ヨガをやると、前頭前野が活性化する」

からではないか、と論じられています。

前頭前野は意思決定、計画、集中を司っていますが、ADHD を持つ人はこの前頭前野の機能調節に偏りがあると考えられているそうです。

ヨガをやると、前頭前野の中でも、記憶・認知・判断を司る背外側前頭前野の脳血流量がアップすることが分かっていて、

そのためにADHDの子にもテスト結果の改善といった効果が見られたのではないか?とのことでした。


リケジョママから一言

ADHDの子がヨガを8週間やると、注意力や判断力が向上するという研究でしたね。

小学生高学年の子を対象としていますから、学業成績に良い影響がありそうで期待です✨

文献を読んでみると、

☑︎服薬でADHDの症状は良くなるけど、睡眠障害、食欲減退、気分障害など副作用もあるよ〜
☑︎ヨガは、その点心配ないから低リスクだよ〜
☑︎ヨガに限らず、身体を動かすのはADHDの子にとって良い効果が沢山だよ〜

ということが書いてありました。

改めて、身体に色んな刺激を与えるのって脳にも良いんだな!と学びです。


ということで、こんな感じで「発達障害×ヨガ」のエビデンスを毎週ご紹介しています。他の論文を探すときは、こちらから ▼

こういった研究結果を元にした
記事執筆などの仕事も請け負っています。
お仕事依頼にご興味ある方は、XのDMよりお問い合わせをお願いします。
noteの「クリエイターへのお問い合わせ」からご連絡頂くことも可能です。

改めて、

「〇〇が出来ない」「問題のある子」「困った子」
というレッテルを貼られてしまう子が
1人でも減りますように。

このまとめが役に立つことを心より願います。
どうぞよしなに。
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📖ご紹介した文献はこちら ▼

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5237364/pdf/peerj-05-2883.pdf

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#発達障害 #発達障がい #ヨガ #療育 #発達障害児育児 #ADHD



https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5237364/pdf/peerj-05-2883.pdf


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