テレビをルーチン化とインセンティブ設計に利用する [2023/11/22 #003]
どーも、理系パパです。子供にテレビをどれくらい見せるべきかというのは、子育てには切っても切れないトピックですよね。昨日はテレビを気持ちの切り替えに使うというごく当たり前のことを書きました。今日は、実際我が家で子供たちにテレビを見せる際のルールを紹介したいと思います。
我が家では、子供たちが在宅している間でテレビをつけるのは一日2回にしています。朝の幼稚園登園前と寝る前の時間です。どちらのタイミングも準備を終えて次の行動(家を出るとか、ベッドに行くとか)に移るまでの空き時間をテレビの時間と決めています。
ここで大原則にしているのが、次の行動に移るための準備を完全に終えることをテレビをつける条件にしていることです。例えば、朝だと、幼稚園に登園する前の準備なので、
歯磨きをしたか
幼稚園の服をきちんと着ているか
ズボンのポケットにハンカチが入っているか
トイレは済ませたか
唇にリップを塗ったか
幼稚園から帰ってきたときに着る服を脱衣所に出しているか
などが全て完了してからテレビをONにします。毎日これらの項目を確認し、ルーチン化してはいるものの、まだ長男は5歳ですから、本を読むのに夢中になって準備が進まなかったり、着替えるのが嫌でベッドにもぐりこんだりする日もあります。でも準備が早くできるとテレビが長く見られるというインセンティブがあるので、本人も早く準備を終えたほうがいいということを理解しつつあるようで、最近はスムーズに準備が進むことが増えてきました。
夜も同様の流れで寝る準備をするように促しています。寝る前の準備項目としては、
歯磨きをしたか
寝る前の水分補給をしたか
リビングの片づけをしたか
くもんの宿題をしたか
あたりが終わればテレビをつけるという流れにしています。
実際は、テレビのチャンネル権を日替わりで設定しており、曜日によって誰が見たい番組を見るかというのを変えています。この辺はまた明日説明したいと思います。
以上が朝と夜のテレビの時間の大原則です。キーワードは、ルーチン化とインセンティブ設計になるでしょうか。毎日必ずすることをテレビをONにする条件とすることで、ルーチンが明確化する。さらに、そのルーチンを早く終わらせれば、テレビを見る時間が長くなるというインセンティブを与えることで、準備をスピーディに行うように仕向けるという仕組みにしています。
ところが最近は一つ悩みがあります。それは2歳の長女がまだルーチンを理解できず、そのせいでテレビを見る時間が遅れてしまうことに兄が不満を持っていることです。例えば夜寝る前の準備のタイミングで兄は片付けているのに、妹はおもちゃをひっくり返して遊びだすなど、兄が妹の割を食ってしまうことが良くあります。こんな時は親がフォローして片づけを手伝うなどするのですが、最終的には兄が妹に諭して二人で片づけを分担し、できるだけ早く寝る前の準備が完了するようなマインドに持っていきたいと考えています。(まだ5歳にはハードルの高いミッションですが…)
ではまた!