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重錘形圧力天びん(重錘型圧力計)の使い方
1.操作方法最も基本的な校正装置の構造を下図に示します。
操作はピストンの上に目標とする圧力に対応する重錘を積み、ピストンと重錘が圧力媒体の上に浮くまで、配管中に組み込まれた油タンクより供給される圧力媒体を加圧ポンプまたは圧力コントローラで加圧していきます。この状態は圧力媒体によって正確な圧力が圧力計へ伝えられており、このときピストン・シリンダ間の摩擦を減らすために、ピストンを回転30rpm以
アナログ出力 4-20mA/1-5V
出力信号の標準化プロセスの自動制御が実用化され始めた時期には、電気・電子機器間で伝送される信号が製造業者によって異なり、他社製機器との接続は非常に面倒でした。そのため、国際電気標準化会議(IEC)により、伝送信号をDC 4-20 [mA]、DC 1-5 [V]とする通信規格が標準化されました。これにより、システム構成が簡単かつ容易になりました。
電気信号の種類は、直流(DC)と交流(AC)に大
重錘形圧力天びん(重錘型圧力計)の発生圧力
1.発生圧力の計算式重錘形圧力天びんは、重錘に重力が働くことで発生する力と、ピストンに加えられる圧力がバランスすることで、安定した圧力を発生させる装置です。そのため、使用環境の条件(重力加速度、温度、圧力など)における圧力測定位置にかかる圧力を、次の式で算出して使用します。
右辺の第一項は、重錘形圧力天びん自体が発生する圧力を表しています。厳密には、第一項の分母はピストン・シリンダの有効断面積
重錘形圧力天びん(重錘型圧力計)の概要
1.重錘形圧力天びん(重錘型圧力計)圧力計には、標準器として使用されるものから、現場計測に汎用的に利用されるものまで、さまざまな種類があります。これらは、測定原理に基づき、液柱形圧力計、重錘形圧力天びん、デジタル圧力計、機械式圧力計の4種類に大きく分類されます。
計測器には、他の物理量から組み立てることで、同じ種類の量を測定する他の計測器による校正が不要な絶対測定が可能なものと、単独では絶対測