重錘形圧力天びん(重錘型圧力計)の校正方法
1.概要重錘形圧力天びんの校正はピストン・シリンダの有効断面積を評価することが主要な目的であることは、今までの解説シリーズでご理解いただけたと思います。今回は、標準器(事前に校正された重錘形圧力天びんが用います)との比較校正で未知の重錘形圧力天びんの発生圧力や有効断面積を評価する方法を紹介します。
校正方法は、「ピストンの降下速度を観測する降下速度法」、「発生圧力差を差圧計で観測する差圧計比較法」および「高精度圧力計を比較器とした置換比較法」の3つの方法が一般的です。両重錘