みんなで協力。「やってみようよ!」がはじけた〜6/10やってみる研究室#14【加速器、つくってみる?】イベントレポ〜
やってみる研究室(みる研)をリニューアル!
「日常の謎を見つけて、なんでもやってみる!」をコンセプトに2022年5月から行ってきたやってみる研究室。
今回、研究学園都市つくばの特徴を活かしつつ、よりいろいろ「やってみる」体験をお届けできるようリニューアルしました!
みる研、ここがポイント👇
2023年6/10に、リニューアル第一回となるやってみる研究室#14【加速器、つくってみる?】 を開催しました👏
つくったのは「ガウス加速器」と呼ばれる装置。「加速器」はその名の通り粒を加速する装置です。
※工作手順はNGKサイエンスサイトを参考にしました。
配線カバーのレールの上にネオジム磁石を並べて固定します。鉄球を2つネオジム磁石にくっつけ、反対側から別の鉄球をころがすと…
カチッ、びゅん!
磁石に鉄球がぶつかると反対側の鉄球が勢いよく飛び出しました!これにはみんな「おおー!」と歓声をあげました。
そして、
「もっと球を速くするには?」
参加者それぞれが考えてやってみました!
「磁石を増やしたら速くなるんじゃないの?」
「鉄球を増やしたら?」
「レールをななめにしたら?」
クッションで段差をつくり球を転がしてみると…?
レールが曲がったところで勢いがなくなってしまいました。もっとなめらかにカーブさせたら違うかもしれません。
「磁石割れた!」
何度も何度も実験を繰り返していたら、ネオジム磁石が割れてしまいました!これもまた一つの実験結果。やってみないとわかりません。
「もっとレールを長くつなげたらどうなる?」
そこで、参加者みんながつくった加速器を、協力してつなげてみました。
「レールはもっときれいにつなげたほうがいいんじゃない?」「テープでとめる?」「床に固定したらどうかな。」
大人も子どももアイデアを出し合い進めます。
そして完成!
「いくよ!」
カチカチカチカチ、びゅん!
「ん?」「速くなった?」「わかんないね」
ここで大人の参加者から。
「鉄球が磁化して遅くなるってことあるかな?」
ずっと同じ鉄球を使っていたので、新しい鉄球でやってみることに。
「ちょっと速くなった?」「動画に撮ってみる?」
速さを動画に撮って調べようとしましたが、鉄球が速すぎて映らず(笑)
まだまだいろいろ試したいところですがここでお時間に。
最後につくば市で行われている「加速器」を使った研究を紹介しました。今回は鉄球を加速させましたが、つくば市で行っているのは「素粒子」という目に見えないほど小さな粒。この小さな粒をぶつけて調べることで、宇宙の謎を解き明かす研究です。つくば市には、日本一大きな加速器があるんですよ。
今回は、大人も子どもも一緒になって、夢中で試行錯誤を繰り返したのが印象的でした!「なんで?」「やってみよう!」の前では大人も子どもも関係ありません。これからも「やってみる」心を大切にこの場をつくっていきたいと、改めて決意しました。
ご参加いただいたみなさん、この記事を読んでくださったみなさん、ありがとうございました!
ゆーみるしー