セミナーの企画運営の話

私はNPOのイベントの企画運営をボランティアでやっている。プロボノと言えればかっこいいのだが、本職においてはイベント企画でお金もらっているわけじゃないので、そうともいえず…。まあ、業務でもセミナーやワークショップを運営する側になることはあるので、かすりはする。

やっているのはNPO人間中心設計推進機構(HCD-Net)のセミナーなどだ。一応、団体としての目的とか、チームの目標(私が属しているのは教育事業部というところ)があるわけだが、「これをやりなさい」と言われるわけではなく、自分たちがやりたいと思ったものをやれる範囲でやる、という活動である。
「こういう内容の講座を聞きたい」とか「この人の話を聞きたい」とか、団体の目的の範囲だったらやっちゃっていいのだ。

というわけで、今年度の最初はコレをやった。
「BtoBでグイグイいくための裏側のUXデザイン」2022/4/25

元は同じ団体のHCD専門資格認定センターからの持ち込み企画だった。「三宅さんが話をしていいというからイベントやりませんか」と。
三宅さんの話というのは、昨年度のHCD専門家インタビュー記事で紹介されたお仕事の話だ。記事だけでは紹介しきれなかったことを話していただけるというのである。

それはもう、私が聞きたい!

ということで、引き受けることになった。

私はこの記事が出た時に読んおり、メーカーで、業務用システムで、ここまで現場に入り込めるってすごいなと思っていたのだ。HCD(Human Centered Design)の導入で悩んでいる人は多いので、他の方の参考にもなるだろうと思った。

三宅さんは、実はその前に別のところでも登壇することが決まっていたので、そことの調整をどうするかで一瞬悩んだ。が、先方の告知が先に出ちゃったので、参考リンクということで済ませた。

題材はかぶるけど、話題のスポットの当て方が違うので、聞きに来る人も違うだろうということであまり気にしないことにした。(むしろ、両方聞きたい)

追記:こちらはアーカイブが無料公開されています

記事のインタビュワーだった森川さんもモデレータとして登壇してくれることになったので、まずは3人で打ち合わせをした。

初回、オンラインで3時間くらい < セミナー本編より長い(爆)

それはもう、つぎからつぎへと出るわ出るわ、仕事を回すための努力と工夫の数々。それが「言われてみれば必要な仕事上の努力」であって、トンデモないことをやっているわけではないのだが、それを継続的に猛スピードでやっているところがすごい。そして「お客様に価値を届ける」というのがぶれていないところがすごい。見習いたい・見習わねば・見習えるのか!?
めくるめくな打ち合わせだった。役得すぎる。

大急ぎで、起案書と企画書と案内文を作った。

その後は、slack上でいろいろアイデアが降ってくる。三宅さんが参加者に合わせて話のフォーカスを決めたいということで、事前質問フォームを作ったり、zoomの投票機能使うことにしたり、開始までの間にもう2回くらい音声打ち合わせした。

同じくらいの時期に、本職のほうのワークショップ関係の仕事もあって、正直、きついなと思うこともあったが、聞けば聞くほど濃くて面白いので、つい前のめりになり…。

そして迎えた当日、怒涛の2時間+アフタートーク1時間くらい。
燃え尽きた。
当日の様子はTwitter のハッシュタグ #BtoBUX  で垣間見れるので、興味のある方はどうぞ。

参加者のみなさん、もっと聞きたいことがいっぱいあったみたいだ。わたくしは、参加者の3倍くらい話を聞いるので、本当にもう、役得以外のなにものでもない。

運営裏話でした。




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