International-mindness:国際的な視野
さて、先週の『Making the PYP happen in the early years: Implementing agency』オンラインワークショップでは国際的な視野『International-mindness』について理解を深めました。
国際的な視野、というと『うん、うん、大切』と気軽にできました〜と完了チェックを入れてしまいそうになります。というか、してしまっていました。
国際バカロレア、、、流石にそうはおろして下さらず、では国際的な視野とはどういうものなのか、とかどのようにして教えるのか、など詳細に渡って話し合うことになりました。
さて、国際的な視野、というものは国際的な視野を持っているもの同士で話している時にはもうすでにそこにあり、全く自然な空気のように流れているものなので問題視されませんし、国際的な視野というものがノーマルになってしまっている場合、そのトピックがわざわざ出てくることもありません。
私は自分が海外に住んでいたり外国のお友達も多くいたりしたことがあり国際的視野ね、うんうん大切。と共感、納得して完結していました。又は、国際的視野って大切よ〜。と発信するだけで満足してしまっていたのです。
このワークショップでハッと思わされたことは、国際的視野をまだ持てていない人にどのようにこの概念を伝えてわかってもらえるかの挑戦について考えなければいけない。ということでした。
この基本的なことに使命感を持てていなかった自分にびっくりしています。このワークショップに参加している各国の先生たちのほとんどはインターナショナルスクールの先生たちで、園児さんの環境そのものがインターナショナルな故に国際的な視野を非常に簡単に日常生活の一部として教えを深めていくことができます。
その点、私の教えている幼稚園の属性は単一に近く全く国際的ではありません。価値観というものは自然に身につくものでそれを変えていくということは余程のインパクトがない限りは難しいと思います。
価値観を超えて、教育だけを通して国際的視野ということを教えることについて考えさせられました。そして、国際的視野、持っているかも、、、と思っていたけど、、、世界は広くて、知らないことがたくさん。国際的視野、これはもはや尽きることのない目標な気がしてきました。
ファシリテーターたちはとても慣れていて問いかけもとても的確な感じがします。その中の一つに国際的な視野を他の単語で表す、というのがありました。
私は、尊重、偏見を持たない、興味、聞く耳を持つ。などが出てきました。ワークショップを一緒に受けている先生たちの間からは、文化や歴史の違いをお祝いする、とかそういう意見が出ていました。
皆さんは国際的視野を単語で表すとしたらどんな言葉が出てきますか?