オレゴン黒トリュフ&白ウィンタートリュフ料理に挑戦
冬のきのこってあんまりないと思っていましたが、オレゴンには、そう、トリュフがありました!
オレゴンはトリュフのメッカで、毎年1月の最週末にユージン市で、2月に北部ウィラメット・ヴァレーの街でオレゴントリュフ祭「Oregon Truffle Festival(OTF )」が開催されるほどなのです。
食べることが好きな方におすすめの「Truffle Boy: My Unexpected Journey Through the Exotic Food Underground」(Ian Purkayastha著)でもこのイベントは取り上げられていました。
オレゴントリュフには大きく4種類あり、オレゴン州を中心に北はカナダ、南はカリフォルニアまで、カスケード山脈西側のダグラスファーの生えるエリアで見つかるそうです。
バーチャル「オレゴントリュフ祭」の「Bringing It Home: Cook and Dine with Truffles and Wine!」という食材が自宅に届き、シェフとバーチャルで一緒に料理する、という企画に参加し、「オレゴン白ウインタートリュフ」と「オレゴン黒トリュフ」を使って料理してみました。
ウェビナーの前に、いろいろ準備するものがあって、1つが「黒トリュフオイル」。これは、薄くスライスした黒トリュフ(7g)とオリーブオイル(1/2 cup)を10分ほど弱火で温めて、30分ほど冷ませば出来上がり。
ポテトグラタンに使ったのですが、美味しかった・・・。結構、残ったので今日はパスタに使ってみようと思います。
それから白ウィンタートリュフ入りバター。鰹節みたいになっていますが、これはマイクロプレインで削ったトリュフでございます。
「トロピカルフルーツの香り」と言われるオレゴン黒トリュフに対して「石油系溶剤のアロマ」と表現される白トリュフ。白トリュフを削ると、これぞトリュフ〜⤴︎⤴︎⤴︎という香りに包まれます。
作り方は簡単で、やわらかい無塩バター(4oz)に白トリュフ(7g)すりおろしたにんにく(小さいひとかけら)、塩(小さじ1/2)、黒胡椒をまぜて、冷蔵庫で3時間ほど寝かせて出来上がり。
24時間以内に使い切るといいようです。これはチキンキエフ(Truffled Chicken Kiev)に使ったのですが、ただフランスパンにつけて食べる方が美味しいかも。ワインとこれだけでかなり幸せになります。
それから「Mache, Endive, Radish and Shaved Asparagus Salad with Oregon Black Truffle Vinaigrette and Parmesan」というサラダ。
マーシュが見つからなかったので、スプリンググリーンミックスで代用。ラディッシュは、ピンク、紫、赤、白などカラフルな「イースターエッグラディッシュ」指定でしたが、ちゃんと見つかりました。アスパラはピーラーで薄く切り、生で食べます。
ビネグラットは、薄くスライスしたオレゴン黒トリュフ(14g)、バルサミコ酢(1/4cup)、EVOO(1cup)、みじん切りにしたシャロット(28g)、みじん切りにしたタイム(3枝分)、塩胡椒をまぜて出来上がり。
春らしいサラダになりました。ちなみにこのコースで一番家族に人気だったのは、ダンジネスクラブとトリュフバターのリコッタニョッキ。ニョッキを手作りする時点でハードル高いのに、リコッタから手作りをお勧めとのこと。流石に今回はお店で調達しました。
バターたっぷり。ダンジネスクラブにトリュフ、なんて贅沢な・・・美味しくて当然ですよね。
そして、本日は、こちらのレシピを参考に残ったトリュフでトリュフ蜂蜜も作ってみました。
蜂蜜(1cup)と黒トリュフ(1tsp)を混ぜるだけのお手軽さ。琥珀みたーい、と一人嬉しくなっております。
ちなみに、「オレゴントリュフ祭」では、「2日間トリュフ犬トレーニング」イベントも開催しており、これは!と思ったのですが、すでにチケットは売り切れ。「どんな犬でもトリュフハンターになれる!」とのことですが、本当でしょうか・・・