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取材の緊張をやわらげる、たった1つの魔法の言葉

「私なんかが、こんなすごい方を取材させてもらっていいの!?」

と思うようなことが、取材ライターを続けているとよくあります。私はフリーライター歴10年ですが、1・2年目の頃からそういう案件に飛び込んで行っていました。

テレビに出るような有名企業の社長からオリンピックメダリスト、ノーベル賞受賞者、人気イケメン俳優……など。依頼をいただき、「ひぇ〜」ってなることは少なくありません。

でも相手が誰であろうと、大切なのは原稿を書くために必要な取材をまっとうすること。過度に緊張したり、萎縮したりして、聞くべきことを聞けなかった! となるのが一番怖い。

「どうしてもドキドキしちゃうよ〜」

って方、大丈夫です!
私もかつてそうだったし、今でももちろん緊張はします。

緊張はするけれど、萎縮はしない。堂々と取材にのぞめるし、ワクワクしながら話が聞ける。そして、原稿を書くのがもっと楽しみになる!

それは、魔法の言葉を手に入れたから。

……というと大袈裟かもしれないけれど、あるときに一つコツを掴んだんです。

「あ、この言葉を意識すると、すごくラクに取材できる!」

という大きな気づき。

その言葉とは

↓↓↓

「私は読者の代表なんだ」

これを何度も自分の中でつぶやくんです。
読者の代表として、読者の代わりに、読者の知りたいことを取材するのだ、と。

▶︎「代表」とは
法人・団体や多数の人に代わって、その意思を他に表示すること。また、その人。

コトバンクより

そうすると責任感が芽生え、必要な話をグイグイ聞き出そうって思えます。

でね、自分の中でつぶやくだけじゃなくて、言葉のカタチを変えて相手にも伝えるともっといいです。その際は、「読者」が誰なのかを明確にして伝えます。

たとえば、ママ向け情報誌の取材なら、

「ママさんたちが特に知りたいことなので、もう少し詳しく聞かせてください!」

「ママさんたちがイメージできるような、身近な具体例ってありますか?」

「最近のママさんたち忙しいので、時短でやる方法ってありませんかね?」

「今話してくださった内容、ママさんたちにすごく刺さると思います!」

……といった感じで、「ママさんたち」という読者を主語にして質問をすると、相手も答えやすいし、後々原稿にしやすくもなるのです。

これを実行するには、取材相手のことをよく知ることも大事だけれど、掲載メディアとその読者のこともよく知っておかなければなりません。

わからなければ、窓口となっているメディアのご担当者(クライアント)にあらかじめ聞いてみてもいいと思います。読者はどんな属性で、どんな興味や悩みを持っている方が多いのか。

あなたは読者の代表! 堂々と取材を楽しんでくださいね♪


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