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ライターやるならブログは必要? →私はどちらでもいいと思う

「ライターなら、ワードプレスでブログをやるべきですか?」

先日、このようなご質問をいただきました。ありがとうございます!

私はフリーライター歴10年ですが、ブログといえば趣味でアメブロを書くくらい(匿名・ほぼ日記)。こちらのnoteも2024年に始めたばかり。……と、ほぼブログ活用してこなかったタイプ。

ライターはブログを書かなくてはいけない、なんて1ミリも思ったことがなく。というか、書いても書かなくてもどちらでもいい! というのが持論です。

文章を書くのが好きな人なら、「〜すべき」「〜しなきゃ」で書くの苦痛じゃない? 書きたいから書く! 好きだから書く! と言いたいのが本音ですよね。

一方で、

「ライターなら、ワードプレスでブログをやるべき!」

という情報が今、ネット上にたくさん出ているのも事実。

ブログをやるメリットとしては、だいたい以下のような内容が書かれています。

①文章力のブラッシュアップ
②ワードプレスの勉強・練習
③ブログ自体をポートフォリオ化

……うんうん、確かに魅力的だよね。それでも、「やってもいいけど、やらなくてもいい」と私はやっぱり思うのです。

なぜなら上記①〜③は、ブログ以外でまかなえるから。

ブログがなくても(もちろん、あってもいいけど!)ライターになれる、その理由を記事にしてみました。

\ブログ始めなきゃダメ? と迷っているライターさん/

この記事を読めば、きっと迷いがなくなるはず。ブログを始めるか否か、のお悩みに割いていた時間を、ライティングや営業に活用しましょう♪


ブログをやらなくてもいい理由

私が「ブログをやらなくてもいい」と思う理由をもう少し詳しく説明しますね。

①文章力は実務や写経で磨かれる

ライターにブログを勧める方の言い分に、ブログで文章力を磨く、とあるのですが。私は半分納得、半分うーん……って感じです。アウトプットの場としてはいいと思うけれど、果たして本当に文章力が磨かれるだろうか、と。

ただブログを書くだけなら、フィードバックがない。仮に間違った文章を書いてしまっても、基本そのままじゃないですか。本当にブログで文章力アップしたいなら、他者に添削してもらうといいかもしれません。

一方で実務なら、多くの場合クライアント(編集者など)からフィードバックがある。赤入れや修正依頼だったり、お褒めの言葉だったり。それらをもとに、自分の文章の良い点・改善すべき点を知り、ブラッシュアップできるのです。

写経をオススメする理由は、良い文章の構成やリズム、語彙、語尾のバリエーションなどが掴めるから。「こういう文章書きたいな」と思う記事を見つけたら、ぜひ声に出して読みながら、パソコンで書き写してみてください。

②ワードプレスのスキルは本当に必要?

▶︎ワードプレスとは
テキストや画像をアップロードして、Webサイトを制作・更新するためのシステム(CMS)の一つ。企業のホームページやブログ等に導入されており、圧倒的シェアを誇る。

Webメディア記事のライター案件では、書いた原稿をワードプレスに入稿するところまで依頼されることがあります。そのため、ブログ運営でそのスキルを身につけておくとよい、と考える方も多いようです。

確かに私も、Webメディアの記事執筆〜ワードプレス入稿の依頼を受けたことは何度かあります。けれど、いずれも詳細なマニュアルがあり、「ワードプレスの知識・経験ゼロです」の状態からでも何の問題もない感じでした。(私は経験ないですが、ワードプレス経験必須! みたいな案件があるのかな……?)

また、これは人によると思うけれど、ライター案件の全体を見れば、ワードプレス入稿のない(入稿は編集者がやってくれる)案件の方が圧倒的に多い。そのスキルを磨くより、執筆の場数を踏む方を優先したい、と私は思います。

ただ、Webライティングに特化するなら、身につけておいて損はないでしょう。どういう案件がやりたいか、どんなライターを目指すのか。それ次第ですね。

③実績はブログよりライター案件で

自分のブログをポートフォリオにしているライターもいます。メディアでの実績がなくても、「こういう文章が書けます」と人に見せることができる。よいアイデアですよね。

また、ライター案件の「依頼側」をリサーチすると、「ブログの有無やクオリティを採用時の基準にする」という方もチラホラ。文章に自信があるなら、こういう依頼主から選ばれる可能性は高いかもしれません。

とはいえ、それはすでにクオリティの高い文章が書けるのが前提。①でも述べたとおり、ブログは基本的に素の文章なので、どんなクオリティでもそのまま掲載されてしまいます。それがポートフォリオとして見られ、逆にマイナスに働くことも。

ブログ運営には、かなりの時間と労力がかかります。同じように時間と労力をかけるなら、ライターとしての仕事に全集中する方がいい。だって、あなたはブロガーじゃなくて、ライターだから。

「実績」を積むなら、案件獲得に本気出す一択。今すでにブログ記事があるなら、そのなかから厳選した記事をポートフォリオに、ライター案件獲得に動き出してみてはいかがでしょうか。

↑厳選した記事、というのがポイントです↑
ブログに限らず、人に見られて恥ずかしいと思うような記事は実績として相応しくない。「見て見て! これが私の代表記事です」と言えるくらいのものを書く。文章を書くときは、いつも意識しておきたいなと思います。

まずは1つでも、仕事として有名メディアの記事や署名記事が世に出れば、それが最強の実績となります。その実績が、未来の仕事を呼び寄せてくれるはず。

ちなみに、
私はフリーランス1〜2年目の頃から

・教育情報誌で著名人の連載記事執筆
・全国紙でいじめの記事執筆(署名記事)

などなど、
実績としてそこそこインパクトのある案件を受注していました。

「よし、まずはライター案件獲得に本気出すぞ! 」と思った方はぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね↓

でもさ……
ブログ書くのって、楽しいですよね。

文章書くの、楽しい!

私はライター業と両立できなかった(匿名の趣味アメブロも書くのに超時間がかかる)けれど、できることならちゃんとやりたかった。結果的に、やらなくてもライター業に差し支えはなかったのだけれど。

結論:どちらでもいい

最後の最後に、少々雑で申し訳ありませんが……。

ライター業と並行してブログも書けるなら書けばいい。それが苦痛になったり、キャパオーバーにつながったりしそうならやめておけばいい。と、思うのです。

ブログがなくても、ライターとして活躍できます! 大丈夫!

とはいえ、この記事に書いたことは、あくまでも私個人の経験の上にあるものです。まだまだ私の知らないこともたくさんあるはずなので、何かお気づきのことがあればコメントで教えてください!

読んでくださった方のお役に、少しでも立てれば幸いです。








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