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【商業出版する方法+283】出版にまつわる「よくない噂」。3連発!
元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント+編集者+ビジネスプロデューサーの渡邉です。
最近、出版相談のセッションや継続の出版コンサルティングでクライアントさんなどから聞いた話で、
「まだそんなこと言ってる人がいるの?」
「そういうことは、正しくはないよ」
って思える「噂」というか「状態」「出来事」などがあるので「3つの要素」でお伝えしておきます。
1、企画書を出版社に送る際は電話をかけなければならない
2、Amazonキャンペーンが本の販促のベストな方法
3、出版企画書はラブレターのように書こう
それぞれ解説します!
1、企画書を出版社に送る際は電話をかける
→これ、ビジネス・実用書の世界はNGです。
NGというより「事前に電話する」必要はありません。
ぶっちゃけ電話されても、迷惑なだけです。現場は。
まあ電話されても、事務的なこと言われる(送り先を案内される)だけです。
編集者と本の企画について話すことなんて、絶対できないしね。
これ、電話をかけて出版企画書を送りましょう、、と伝えているPR塾があるようなんですよ。
だから話題にしたのですが、、
メディアの種類が違います。
プレスリリース送るのと訳が違う。
テレビや新聞、雑誌などは「プレスリリース」提出になってくるので、事前連絡は「普通」です。
でも「書籍」それもビジネス・実用書の業界は、「違和感」です。
電話なんかかけなくていいから、出版社のホームページ見て「原稿募集」「企画受付」の案内など書いてあれば、その指示通りに送付しましょう。
送付の方法がなくて、どのように送ればいいのかわからない、そもそも企画書を送っていいのかどうか、、を迷う場合は電話して聞いてみてもいいと思います。
しかし私の出版コンサルでお伝えしている、「出版社に企画書を送付する方法」では「電話連絡必要なし!」なので。。
電話はかけなくていいです。
2、Amazonキャンペーンこそが本の販促のベストな方法
これも間違いです。
本のテーマ、ジャンル、著者のステイタス・ステークホルダー状況、SNSやWeb発信の状態・・・などなどによって、販促スタイルはさまざま。
クラウドファンディングする人もいれば、
出版記念セミナーで全国を行脚する人もいるし
書店で棚やワゴン台をお金かけてガツっと購入して、山盛りに本を並べるタイプもあれば
地道に、講演会やイベントで本を持っていって、そこで販売する方法だってあるし
SNSなどで、本の販促・広報戦術をかける人だっています。
Amazonキャンペーンが絶対ではない。
またAmazonキャンペーンは、今は出版業界的にも「あんまりオススメしていません」。
本の実売にそこまで結びつかない結果になることが多いので。
本の知名度を上げたり、Amazonキャンペーンを行って1位とかとってそれを利用した広告戦略につなげたりするのは、いいのでしょうが、、
とはいえ、そうした方法も今はあんまり効かないよ。
今一番効きやすいのは・・・やっぱり「SNS戦略」=”発信”でコミュニティを作り、読者候補を確保しておく、って方法ですね。
3、出版企画書はラブレターのように書こう
→間違いですね。
出版企画書は「商品設計書」です。
だから「自分の想いを熱く述べたって、煩わしい」だけです。
出版社の編集者にとっては。
ビジネスとしての
対法人プレゼンとしての
「商品設計書」を書く必要がありますので、
決して「ラブレター」なんて思わないでください。
こういうことを言っているのも、「PR」周りの人たちが多いようです。
対テレビ・新聞・雑誌・Web・・・などであれば有効なのでしょうけど。
ビジネス・実用書の書籍業界では「無効」です。
確かに下記の本もあるから、そう信じてしまうかもしれないけれど、、
でもこの本の著者さんは新聞記者だからね。
新聞記者の世界と、ビジネス・実用書の編集業界はまるっきし「異業界」ですので、覚えておいてくださいね。
ということで、商業出版にいまだにある「よくない噂・3連発」についてお伝えしました。
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