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料理の盛り付けと人の外見

Wellbeingのあり方を追求するイメージコンサルタントの あべりか です。
今日は「料理の盛り付け」を例に「外見の考え方」について、説明します。

*Wellbeing=身体的にも、精神的にも、社会的にも「よい状態」であること


「雑」と評価されてしまう クライアントさんの悩み 

このような悩みを持つ方に共通すること。

身だしなみの詰めがやや甘いんです。

詰めの甘さが出る部分は人によるのですが、洋服のメンテナンスや着こなしから「雑」という評価がなされることが多いです。
例えば、男性なら靴が磨かれていないとか、女性なら襟が曲がって中心がズレているとか、本当に些細なことです。

これを料理で例えるなら、お皿が汚れている、彩りで添えたプチトマトが転がって、どっかいってる、そんな感じです。


家族なら大皿ドンっOK! でも、所変われば品変わる

仕事から帰って急いで夕飯の支度、「盛り付けは、愛情入っているから許して!」大皿でテーブルにドンっ♪ 彩りに添えたプチトマトが転がってく。
それもご愛敬♪
でも、場所が変われば、家では大皿で盛られていた料理も、例えば

・話題のカフェなら →1プレートでおしゃれに
・老舗割烹なら →季節の器で一品ずつ上品に
・外資系ホテルなら →スタイリッシュな器と磨き抜かれたカトラリーで

など、求められるものが変わってきますよね。

そして、求めたものが出てこなかった場合、落胆してクレームになる

 ・話題のカフェなのに →いつも通っている定食屋と変わらないかも…?
 ・老舗割烹なのに → 器欠けてたけど、歴史というより古いだけなの?
 ・外資系ホテルなのに →カトラリー曇ってたけど、メンテナンス大丈夫?

盛り付けや、使っている器のメンテナンスで随分と印象が変わります。料理であっても、味の良し悪しのほか、期待に対する満足度も重要な判断材料ですよね。

でも、それって、人の外見も同じなんです。
味の良し悪しは「実際の仕事」と仮定するなら、
盛り付け部分は「服装」「ビジネスアイテム」に相当します。

ビジネスカジュアルとは言え家と変わらない服装。
職場なのにきちんとできるの?
使い古した名刺入れ。
物を大切に使うとはいえ、PCのアップデートとか大丈夫?
靴が汚くても気にならない。
ということは、いい加減な仕事をされる可能性がある?

アイテムから受ける印象が、それを持つ人の印象に置き換わってしまうのです。


 盛り付けのその先に

料理の盛り付けって、美味しく食べて欲しい、喜んだ顔がみたい、そう思ってすることが多いですよね。

そうなんです。
料理の先に、相手がいるのです。
相手と楽しい、良い時間を過ごしたいから少し手間を加える。

じゃあ、服装の先には?
そこにも相手がいるのです。
それはどんな人ですか?
仕事相手、恋人、家族、友人etc…
服装にも同じように手間をかけましょう。

TPOの定義は3つではありません


ここで必要となってくるのが、俗にいうTPO(Time Place Occasion)です。
でも、このTPO をもっと幅広く捉えて欲しいんです。
特にビジネスで勝負に行く場合には。

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Time(時/時間)だけではなく、 
・Term(相手と知り合っている期間)
・Trade(相手の傾向/ビジネスの動向)

Place(場所)だけではなく、
・Position(相手・自分の役職/立場)
・Personality(自分の個性)


Occasion(機会)だけでなく
・Objective(目的) 
・One-on-one or not(会うのは1人か複数か)

これらは私がクライアントさんとのお話から導き出したTPOです。
皆さんの中でも、もっとあるかもしれません。
お出かけの際のご自身のTPOを探してみてください。

ここで改めて考えてみてください。
面倒臭い!?
そうでしょうか?

私は服装や身嗜みから誤解をされて、ミスコミュニケーションが起こった場合、その状況を改善するほうがよっぽど面倒臭いと考えます。
一度悪い印象を与えると、その後、8回の良い印象を与え続けないと良い印象に変わらないというデータもあります。


印象やイメージを決めるのは誰?


印象やイメージを決めるのは相手です。

自分が良いと思うものを、相手が良いと思うとは限りません。
それこそ、好みは人それぞれ。
だからこそ、だれもが判断できること、当たり前のことが評価になってくるのです。
つまり、洋服を丁寧に着て、きちんとアイテムのメンテナンスをする。
それだけなんです。


センスよりも大切なこと

外見にはセンスが大切だと勘違いされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

外見にとって最も重要なことはセンスではなく配慮です。

センスよりも「相手を思いやる配慮」こそが相手と有益な時間を過ごすためのビジネス環境を整えてくれるのです。

また、人間は環境動物であることため、自然と類似するものに惹かれます。
例えば、出身が同じ、大学が同じ、だけで親近感湧きますよね。
服装には視覚的にソレと同じ効果があるんです。
もし、自分が大切に扱われたいと思うなら、自分も丁寧に盛り付けてくださいね。


今日は、料理の盛り付けを例に外見に対する視点をお伝えしました。

イメージコンサルティングのスキルを通してあなたのWellbeingにつながりますように。



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