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【欧州現地企業人事】英語会議でもがき苦しむ前にやっていることをかいてみた。【特に意見無い日本人Ver】

4年前の初めての入社日。部門長の強いイタリア訛りの英語で1時間みっちり説明を受けた後、彼女に「何か質問ある?」と聞かれたとき、

「ah… not really… you explained perfectly, so..」

もう今考えると頭を地面に思いっきり叩きつけたいくらい恥ずかしい。

今思えば、あのとき何も言わなかったのは完全にOUTオブOUTです。でも、英語で働く初日だったこともあり、緊張と疲れで完全にキャパオーバーしていたのです。それからあっという間に約4年。今では「会議で必ず一度は発言する」を実行するようになりました。

ここで最初にお伝えしておきたいのは、私は基本的に強い意見を持つタイプではなく、周囲に柔軟に合わせるのが得意な人間だということです。むしろ、それが自分の強みだと思っています。また、会議で堂々と話す勇気があるわけでもなく、できれば何も言わずに目立たず静かに過ごしたい性格です。

そんな私がなぜ「会議で一回は発言する」を心がけているのか。それは、欧米式の会議では「発言しなければ、そこにいないのと同じ」とみなされるからです(キツイ)。つまり、ただ静かに会議室にいるだけでは、確実に軽く見られてしまうのです。これを書いているだけで胃が痛いです。

でも、大丈夫です。なぜ私がこんな状況でもやっていけているのか。それは、どんなに直前に設定された会議でも、徹底的に準備して臨んでいるからです。準備に関しては、どのメンバーよりも徹底していると思います。(ただし、これが「自信を持って言えること」なのかは微妙です。余計な時間をかけているだけかもしれませんので…)

とはいえ、何十分も時間をかけて準備しているわけではありません。以下のポイントだけ、自分の中で一通り整理して考えるようにしています。

この会議でのゴールは何なのか?
会議の主催者が参加者から欲しい/聞きたい情報はなにか?
仮説を立てて脳内シミュレーションする→欠けている情報やアクションを質問リスト作成

私がやっているのは、本当にこれだけです。(足りない気がする)

上記を整理した後に会議に挑みます。会議中は「ツッコミどころを探そう」ゲームです。ゴールが見えない場合でも、質問という形で発言することができます。主催者が求めている情報が明確であれば、「これは質問ではなく、私が気づいたことなのですが…」といった形で意見を述べるのも一つの方法です。

また、会議中に脳内シミュレーションで浮かんだ質問が具体的にならなかった場合でも、たとえばこんな風に話すことができます。「もしAが起こるとしたら、Bという結果が予想されますが、その場合はCの対応をするということで間違いないでしょうか?」といった具合です。こうすることで、後々みんなが抱きそうな疑問を先回りしてクリアにすることができます。

今日はこんな感じで陰キャ流英語会議の乗り越え方をまとめてみました。短すぎる記事かもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。



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