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【欧州企業勤務会社員のぼやき】本当に必要なのは「英語力」だろうか?英会話で最も重要な発声とコミュニケーション能力

1. 120か国から集まるオフィスで働いて気づいたこと

皆さんこんにちは。スウェーデンの会社で働き始めて三年半になるものです。私の職場は、120か国から約6000人の従業員が働いており、共通言語は当然英語です。ビジネス英語の初級レベルで入社した私は、最初は本当に苦労しました。なぜなら、採用チームに所属しており、毎日少なくとも5名の候補者と面接をし、彼らが会社に価値をもたらすかを判断する必要があったからです。

最初はリスニングもスピーキングも苦手で、言葉に詰まったり、会話を広げられなかったりと、英語でのコミュニケーションに非常に苦労しました。その結果、プロフェッショナルに見えず、信頼感が欠けてしまうことがありました。採用担当者として信頼されないことは致命的であり、そのためまずは英語力を伸ばす必要があると痛感しました。

2. 英語力を伸ばす=ペラペラに話すことではない

英語の本を読んだり、オンライン英会話を毎週受けてみたりしましたが、同じような問題にぶつかることが多々ありました。しかし、唯一「あれ?今日はよく話せるな」と思う瞬間がありました。それは、自分自身が良い気分で自信を持っているとき(例えば上司から良いFeedbackがあった時など)、そしてお酒を少し飲んでリラックスしているときです。

そのとき気づいたのは、強い気持ちを持っているときやリラックスしているときは、声が堂々としており、お腹からしっかりと声が出ているということです。英語は喉とお腹から出す言語であり、喉の上部で発音する日本語とは全く異なります。この点については『英語喉』という本から多くを学びました。 

3. 発声を変えると、英語も変わった

これまでは英語の文法や語彙にばかり集中していましたが、最近では「発声」にフォーカスを置くようになりました。会社に行く前に、発声トレーニングの動画を見て練習しています。また、オンライン英会話の先生にも、喉の奥から声を引き出し、唇や口周りの筋肉を使って発声する方法を教えてもらっています。

日本語のように喉の上で発声すると、英語は非常に話しづらくなります。英語はお腹と喉を駆使して発音する言語なのです。

4. コミュニケーション能力の重要性

あと、そもそも人と関わる能力をあげていくことも必須だと思います。なぜなら第二言語で話すときに、母国語である日本語と同様の戦略でうまくいくとは限りません。ここで「陽キャになろう!」と言っているわけではありません。私は生粋のインドア派で、人と話すのは得意ではありません。それでも、コミュニケーション能力は鍛えられるものだと思っています(私もまだ学習中です)。まずはスモールトークの質問のバリエーションを増やしたり、少し間を取る練習をするだけでも、人との会話がスムーズになります。これについては別の記事で詳しくお伝えしますね!



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