#52_自分を大事にしてくれる人・環境に身を置くことの大切さ
皆さんは自分を大事にしてくれる人や環境・
場所はありますか。
「そんなものはない、この世はみんな敵だ」
といった声も最近では多いかもしれません。
世知辛い世の中ですし、当然と言えば当然の
ことかもしれません。
ただ、どんな人にも産んでくれた親や育てて
くれた人、今まで生きてきた中で誰か一人
ぐらいは自分を大事にしてくれる人がいたと
思います。気づいていないだけでいるもの
です。
「人」と同じく「環境」これも大事な要素
です。
この二つが悪いと、どうにも人生が上手く
いかない、停滞感や悪い方向へ進むことすら
あるので注意が必要です。
まず大前提として、
「人生の流れを良くしたいなら、自分が心地
よいと思える環境に身を置くこと。
そして自分を大事にしてくれる人を大事に
すること。」
これが鉄則です。
ではここからその理由をお話ししていきます。
まず「人」です。
当たり前のことですが、人は自分に対して
好意的な態度や言葉をかけてくれる人に対
して同じように好意的な態度をし、良い言
葉を使います。
稀にひねくれものがあまのじゃくな態度を
取ったり言葉を発することもありますが、
それは例外としてここでは省きます。
優しい人には自然と人が集まります。集ま
ってくる人の種類は別として、誰だって優
しく接してくれる人のことは「いいな」と
思いますし、近くに居たいものです。
ただ気を付けたいのは「優しい人」を狙っ
ていくらでも利用しようとする悪い人は一
定数いますからお気を付けください。
「この人なんか変な人やわ・・・」（関西
弁をお許しください。）と思ったら、距離
を置くこと、これも鉄則です。自分の身を
守りましょう。
話がそれましたが、自分を大事にしてくれ
る人は同じように相手のことも大事にしま
しょう。お互いに気持ちのいい関係性が築
けていき、もしかしたら人生でとても重要
な親友やパートナー、ビジネスパートナー
だったり生涯の伴侶になるかもしれません。
自分と相手との間に優しさと人間愛に満ち
溢れた暖かい関係が育まれ、お互いに精神
が安定しこれまで以上に素晴らしい能力が
開花していくでしょう。
そして次に「環境」です。
これもとても大事なものです。
「人は環境によって創られる」とも言われ
ますし、私もこれまでの人生の中でそう思
うことが多くありました。
わかりやすい例を挙げるなら、職場です。
今まで同じ部署で働いていた人が、部署
異動になり違う部署に移った、そんなこと
がありました。この方をAさんとしましょ
う。
Aさんは優しく仕事もできる人でした。
面倒見がよく周りからの評判も良い人でし
た。
Aさんが移った先の部署は人が足りておらず
常にピリピリした空気感、上司や先輩も日
ごとに顔つきが険しくなっており、異動し
てきた新人を指導する余裕などありません。
逆に新人を邪魔者扱いしパワハラ・モラハラ
で潰してしまうといったありさまでした。
こんな環境でAさんが今までどおりのパフォ
ーマンスで仕事が出来るか、というと答えは
「NO」です。環境の悪さにAさん自身の
精神が蝕まれていきます。そして顔つきも
徐々に暗くなっていきます。今までのあの
明るさや朗らかさ、優しさは影を潜めてしま
います。仕事のパフォーマンスも落ちてい
き、ついには休職してしまいました。
ほかにも、悪い環境や人に引っ張られてし
まい人が変わってしまう、という事例も
見聞きしたことがあります。その場をうま
くやり過ごすために、本心では「これは良
くないな」と思っていても同調してしまう。
結果としてあまり良くない方向に自分が進
んでしまい、本来の目標や夢・希望に対し
て遠回りせざるを得ない状況を作ってしま
う、そんな人もいました。
一方で、良い環境にいた場合、その環境は
そこにいる人の才能を開花させ、未知なる
力を発揮させます。人を成長させてくれま
すし、周りの人へ良い影響を与え続けます。
良い環境に身を置けたなら、どんどん周り
の良いところを吸収しましょう。自分がや
りたいことや夢も周りの人に話していくこ
とで実現できるようになります。
それまで自分では気付かなかった才能を
発見できたり強みや弱みを客観的に把握し、
伸ばしたり改善したりといったことが出来
るようになります。
もちろん体調も良くなりますし、日々の
満足度が上がります。いいこと尽くしの
人生になっていきます。とはいえ、大小様
々な壁は出てきますので、それらも周り
の力を借りたりしてどんどん越えていけ
るようになります。
いずれの場合にせよ「環境」が人に及ぼす
影響はとても強く大きいものです。
どうせなら良い環境に身を置きたいと思い
ませんか。
「環境」は与えられるばかりではありま
せん。自分で選ぶこともできます。
例えば「職場を変える」といった大きなこ
とはすぐには出来ないかもしれません。
それならば異動願を出してみる、これなら
出来るかもしれません。
そして、まずはもっと身近な小さなとこ
ろから始めてみてください。
プライベートで自分が身を置いて「心地
良いな」と思える場所を探してみるのです。
慌てて無理に探さなくてもよいので、趣
味仲間を探してみるとか、そういったコ
ミュニティをちょっと覗いてみる。良さ
そうならお試しで入ってみる、というのも
いいかもしれません。自分の心地よい居
場所を作ることにチャレンジしてみてく
ださい。
最近はオンラインの学びの場交流できる
タイプの場もあるので、自分に合うもの
を取り入れてみるのもいいと思います。
そして「環境」といえば自分の家や部屋
があります。ここを心地よい場所にする
こと。何よりもまずこれが一番大切です。
綺麗に掃除をし片付ける。要らないもの
は処分したり人に譲ったり、リサイクル
しても良いでしょう。
自分の身の回りの断捨離も行い、心地よ
い環境にすること。こうしていくことで
気分が変わり、あわせて運気も上がります。
運気などというとスピリチュアルなイメ
ージが出てきて胡散臭いかもしれません
が、これはあながち間違ってはいないの
でやってみてください。良い環境は良い
ことを呼び込んでくれたりするものです。
最後にまとめると、
自分を大事にしてくれる人は大事にしま
しょう。
そういった人たちとの関係は、きっと心
地良いでしょうし、安心感が得られると
思います。
人には優しいあたたかいホッとする居場
所も必要です。そのホッとできる時間が
増えれば増えるほど、人生が好転してい
きます。環境も然りです。
今から見つけていくのもOK。作っていく
のもOK。
そして、自分自身も誰かのそんな良い人
であり環境・居場所になれるといいですね。